東北大学 薬学部・大学院薬学研究科 2022
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ごあいさつ薬学部概要カリキュラム創薬科学科薬学科講義内容大学院分野(研究室)卒業・修了後紹介入試情報・の進路など奨学金教育組織図研究施設オープンキャンパスキャンパスマップ分野(研究室)紹介 生活習慣病治療薬学分野 Pharmacotherapy of Life-Style Related Diseases 教 授 平澤 典保Hirasawa Noriyasu 医療薬学教育研究センター Pharmacy Education and Research Center 教 授(兼) 富岡 佳久Tomioka Yoshihisa教 授(兼) 平澤 典保Hirasawa Noriyasu教 授(兼) 髙橋 信行Takahashi Nobuyuki 病態分子薬学分野 Clinical Pharmaceutical Sciences 教 授 眞野 成康Mano Nariyasu31次世代の医療に貢献する 病気・増悪化、薬の効果、副作用の発現には、生活環境要因、生活習慣、遺伝的要因などが大きく関わっています。当研究室では、アレルギー炎症の発症機序ならびに増悪化機構について解析し、その新しい治療薬の開発研究を通じて、創薬研究者の育成、ならびに、ヒト遺伝子多型解析と薬効・副作用発現の個人差について研究し、次世代の創薬研究者、また研究者としての高い能力を持った次世代型薬剤師の育成に取り組んでいます。 未来の健康社会・医療を切り拓く薬剤師・薬学者を目指す 今日の社会において薬はなくてはならないものです。科学技術の進歩により、効き目が確かで鋭い薬が生み出されてきています。一方、薬の副作用や薬にまつわる事故・ニアミスも生じているのが現状です。そのような中で薬剤師・薬学者は、生活者や患者とともに、より有効かつ安全な薬物療法を進めなければなりません。 本センターは、現代の社会や医療において薬が関わる問題を明らかにし、解決するため、薬剤師として実務をベースに薬物療法の個別化・適正化に関する研究や、がん化学療法における地域連携システムの構築に取り組んでいます。また、問題に立ち向かう心をもって未来の医療・薬学を担う人材を養成するため、教育プログラムの開発を行っています。臨床現場で薬学を実践する 大学病院薬剤部の教員が兼担する本分野は、基礎薬学研究を臨床現場で実践しています。 正確かつ迅速に最適な治療法を選択するために、メタボローム解析による疾患の早期診断マーカーの探索や病態把握のための分析法を確立し、臨床研究に応用しています。 さらに、安全で有効な薬物療法を実現するために、薬物および代謝物の血中濃度や薬物動態制御因子の遺伝子多型解析の結果を、臨床所見や検査値等と併わせて解析することにより、最適な処方設計支援システムを構築すべく、医師や薬剤師とともに様々な臨床研究を展開しています。

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