東北大学 大学案内 2022年度入学者用
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INTERVIEW6学生生活/静岡県立科学技術高等学校卒業その気持ちがあればどこに行っても、どこに進んでも楽しめると思っています。 ユニバーシティ・ハウス(UH)は、他県から単身で仙台に移って、知り合いがいない学生にとっては、最初から大学の先輩と知り合い、アドバイスしてくれるので、心強い存在であると思っています。居住ユニットでは日本人学生と外国人留学生がほぼ半々の構成で、ふだんから国際交流が活発です。毎日の生活をしながら英語、中国語、ドイツ語などの実践的な勉強になります。逆に、外国人留学生には日本の文化や生活様式について、説明を受けて理解を得るという国際共修の場ともなっています。 それ以上に私がいいと思っているのは「共同生活」ということです。例えば理系学部の●ユニバーシティ・ハウスの概要についてはP31参照研究は、周りをライバルと見るのではなくチームで仕事をする姿勢の方が馴染みやすく、いい結果も期待できるものです。そのような観点からすると、UHは一人暮らしでは体験できない良さがあります。先輩や後輩がいて、違う学部の人もいる。外国人留学生もいる。多様な人と交流できるのは、学生時代の貴重な財産だと思います。 高校から大学に進んで決定的に違うのは、高校では与えられたものの中から何かを選択していくことがほとんどですが、大学ではすべて自分で選択肢をつくりだして、その上で選択していかなければいけないということです。よって、様々な角度のアンテナや刺激があり、多彩な情報があった方が圧倒的にいいと考えています。工学部電気情報物理工学科4年日比 龍平さん 小学生の頃からプログラムを作るなど理系の勉強が好きでしたが、高校で電子回路の勉強をしており、特にスピントロニクスに関心を持ちました。高3で教師から上を目指すように指導を受け、大野英男教授がスピントロニクス分野でトップクラスの研究をしている東北大学工学部を志望し、AO入試で合格しました。 東北大学工学部は、先生方がそれぞれの分野で優れた研究をされていて教育にも大きく反映されています。充実した研究設備も整い、実験やゼミ・研修も豊富にあり、いつもモチベーションを高く保つことができます。学部3年の後半からは研究室に分かれて、より専門的な研究に臨んでいます。私は大学院に進む予定ですが、今後の進学先で何をするかが問題で、国際混住型学生寄宿舎のユニバーシティ・ハウスユニバーシティ・ハウス入居学生27 東北大学は日本人学生用学生寄宿舎として、7つのユニバーシティ・ハウス(UH)、6つの学寮を設置しています。 ユニバーシティ・ハウスとは、「国際感覚の研鑽」、「協調性・社交性の涵養」をコンセプトとする教育施設であり、日本人学生と外国人留学生が日常的な交流を通じて、国際感覚を身につけるとともに、異文化理解を深めます。 居住空間としては、8つの居室と8人で共同利用するシャワー、トイレ、キッチンのオープンリビングからなる独立したユニット構成であり、8人が共同生活を送ります。 また、管理運営会社が24時間365日常駐してサポートする他、棟・ユニット玄関はICカード、居室は暗証番号方式による施錠でセキュリティも安心・安全です。 さらに平成30年10月、国際混住型学生寄宿舎としては、東北地方最大級、国立大学でも最大規模のUH青葉山(入居定員752戸)を青葉山新キャンパスに新設し、入居開始しました。ユニバーシティ・ハウス三条ユニバーシティ・ハウスのオープンリビング研究はチームワークが大切UHの共同生活は、その学びの場

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