東北大学 大学案内 2022年度入学者用
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●募集の単位/●入学定員/●募集人員/年次1年次①現代日本学メディア学・地域史学・社会学を基礎とした学際的な視座から、知られざる日本の諸相に迫り新たな日本学を構想する。②日本思想史日本における思想を、それが成立する時代の政治的・経済的現実、そして文化的現実と関連づけ、歴史学として研究する。③日本語学日本語のあらゆる面について、その構造や歴史的変化、地域差(方言)を文献調査やフィールドワークによって研究する。④日本語教育学日本語によるコミュニケーションについて理解を深め、外国人に日本語を教える方法やともに生きる社会について考える。⑤日本文学文学表現を深く丁寧に読み解くなかで、作品の魅力と本質を明らかにし、日本の文学、文化を幅広くのびやかに考察する。⑥日本史日本の歴史を、古代から近現代までの時系列において、また地域史も加味して、文献の厳密な考証により明らかにしていく。学部単位210名AO入試Ⅱ期27名AO入試Ⅲ期36名一般選抜前期147名全学教育科目語学教育(英語、ドイツ語、フランス語、中国語、朝鮮語、スペイン語、イタリア語、ロシア語など)年次2年次⑦考古学過去の人々が残した遺跡、住居跡、墓跡などの遺構、土器、石器などの遺物を主な研究対象として、歴史の復元を進める。⑧文化人類学フィールドワークという調査方法を駆使し、世界中の人間のすること、人間の考える事のすべてを研究対象にする。⑨宗教学死生観、民間信仰、神話、儀礼などを含む広い意味での宗教文化に学問的検討を加え、その成り立ちや意義を考察する。⑩インド学仏教史ヴェーダ、ヒンドゥー教、仏教などのサンスクリット語・チベット語原典に基づき、言語、宗教、思想、文化を研究する。⑪中国文学現代中国語と古代中国語を学びながら、古代から現代に至る中国の長い歴史の中で生み出されたさまざまな中国文学に迫る。⑫中国思想春秋戦国時代から現代までおよそ2500年、多彩な思想家が出現した中国の思想史に分け入り、多種多様な相貌を解き明かす。専門教育科目年次3年次⑬東洋史広くアジア全域を対象とする東洋史の中でも、特に東アジアの漢字文化圏、中でも中国史に中心を置いて学習、研究する。⑭英文学詩・小説・演劇・批評など幅広いジャンルにわたり、古英語時代から現代に至るまでの英国の文学作品を学習、研究する。⑮英語学英語を中心として自然言語の言語知識・言語能力の問題を生成文法理論を理論的な枠組みとして学び、研究する。⑯ドイツ文学ドイツ語圏の文化(文学・言語・思想・アート・風俗等)を中心に、ヨーロッパ的なるものを学ぶ。⑰フランス文学エミール・リトレのフランス語大辞典と仏和辞典によりフランス語を修め、フランスで書かれたテクストを読むことに徹する。⑱西洋史ミュケナイ時代から現代に至るヨーロッパ及びアメリカの歴史を、外国語による研究成果もふまえ、多様な切り口から探求する。⑲哲学古代ギリシアから現代にまで及ぶヨーロッパの哲学思想が問うた諸問題を、原点に立ち返って根本的に探究する。卒業論文・卒業研究年次4年次⑳倫理学世界が存在し、人間が生きている、ということの事実と真実を、西欧の思想を通して、とらわれのない視点から探求する。㉑東洋・日本美術史日本や東アジアの美術を対象にその働き・意味・歴史を考え、美・人間とは何かを追求する。卒業生には学芸員が多数。㉒美学・西洋美術史古代ギリシアから現代までの幅広い美術作品について、作品を歴史的な文脈や現代批評の視点に立って調査・研究を行う。㉓心理学実験心理学や社会心理学の基礎的問題を中心としながら、社会的要請に応じた応用的、実践的問題の解明にも取り組む。㉔言語学さまざまな言語の観察・分析を通して、人間の言語が持っている共通の性質や普遍性、各言語の特有性などの解明を目指す。㉕社会学国内随一の理論社会学の伝統と、地域社会の変動過程を捉えた実証的研究の蓄積に立ち、総合的に社会を分析する。㉖行動科学社会学・心理学・人類学・政治学・経済学などの知見を利用し、数理的・計量的方法で、人間行動と社会現象を解明する。卒業後卒業後38Tohoku University 2022◆1922(大正11)年発足、東北帝国大学法文学部に始まる伝統◆少人数教育を重視した26の専修で多様性と個性を重んじる、人文社会科学の鑑◆地域社会に深く根ざし、国際社会にも開かれた学びの場◆「実学」としての人文社会学で人間の存在・文化・社会を根源的に問い直す 生きることは文学だ。生きること、人間の存在、文化、社会を問い直す多彩な26の専修。少人数教育と、一人一人の関心や長所を大切にする学びの場。地域社会に根ざし、かつ国際社会に開かれた研究と教育の場。多様性と個性を重んじる思考の場。それが東北大学文学部です。◆入学式●オリエンテーション、研究室訪問●学部専門教育科目 必修/「人文社会総論」     「英語原書講読入門」 選択/「人文社会序論」●専修選択●専修決定、研究室所属●全学教育科目のほか、 基礎専門科目を履修●キャリアデザイン講座●キャリアワークショップ●留学開始(単位認定制度)●公務員講座、 インターンシップなど●実習、実験などを含む 専門教育科目●卒論のテーマを考える●3年次末、就活本格化●卒業論文・卒業研究作成●就活・教育実習など●大学院入試●卒論口頭試問、研究発表会◆学位記授与式【取得できる資格・免許】●中学校教諭一種免許状 (国語・社会・英語・宗教)●高等学校教諭一種免許状 (国語・地理歴史・公民・英語・フランス語・宗教)●日本語教育教員 ●学芸員 ●社会調査士●進学 ・文学研究科 ほか●就職学習の特徴と4年間の流れや専修選択について 入学後に専修を決定できることが、文学部の特徴です。1年次に全学教育科目を幅広く学びながら、どの専修を選ぶか、じっくり考えてください(専修には定員があり、定員超過した場合は1年次の成績で選抜します)。2年次から専修に所属し、先輩たちと机を並べて、専門教育科目を学び始めます。3年次には専門教育科目が中心となり、より専門的な内容を深く学びます。4年次には卒業論文を執筆し、大学の学修の総まとめをします。26の専修各研究室の概要は次のとおりです。2年次から26の専修に分かれ、高度な人文社会科学を学ぶ文学部Faculty of Arts and Letters

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