東北大学 歯学部 2023
5/16

近代歯科医学と日本の歯科医学の歩み歯学部・歯学研究科の歩み05Tohoku University School of Dentistry歯学部では、「歯・口」のことだけでなく、全身についても学びます。それは、口の健康は全身の健康と密接に関係しているからです。歯学についての講義は入学直後からはじまります。最新の歯学の概要に触れる「歯学概論」と歯科診療の現場を体験する「歯科臨床入門」です。これらの講義を経て1年次の段階から歯科医師になるための意識を高めます。一方で1年次では、主に川内キャンパスで他学部の学生とともに全学教育科目について学び、広い視野を持つことができます。2年次からは、星陵キャンパスで歯学について学ぶ機会が増えていきます。3、4年次からは臨床に近い実習がはじまり、むし歯の治療や義歯(入れ歯)の製作などを行います。歯学部は他の学部に比べて人数が少なく同じ講義を受けることが多いので、同級生との繋がりが強いのも魅力のひとつです。また、歯学部生のみで構成されている部活やサークルもあり、先輩や後輩との繋がりも強く、勉強面や生活面でも困ったことがあれば、気軽に相談できるといったことも良い点だと思います。ぜひ私たちと一緒に歯学を学んでみませんか?東北大学歯学部フランスで、ピエール・フォーシャル(近代歯科医学の父祖といわれる)が論文『Le Chirurgien Dentist』発表フォーシャル、上顎総入れ歯を製作アメリカに、世界最初の近代的な歯科医学校ボルチモア歯科医学校誕生アメリカで、笑気を用いた全身麻酔下での抜歯を施行アメリカで、エーテル麻酔を用いて口腔外科手術を施行アメリカ人ウィリアム・クラーク・イーストレーキー、横浜で歯科医院を開業アメリカの歯科医療に直接触れることができるようになった瑞穂屋、わが国で初めて歯科器材をアメリカから輸入国内でも、歯科器械の生産始まる1872年に私費留学した高山紀斎、アメリカで歯科医師開業試験に合格し、帰国高山紀斎、わが国最初の歯科専門書『保歯新論』発行医術開業試験規則が制定され、歯科が専門科目にアメリカのミラー、「化学細菌説」を発表日本最初の歯科医学校である東京歯科医学校設立(翌年閉校)高山歯科医学院創立(1900年に東京歯科医学院に改称、1946年に東京歯科大学に改組)アメリカのブラック、歯垢がむし歯の原因であることを発見歯科医会発足(1926年、日本歯科医師会と改称)日本歯科医学会発足東京帝国大学医学部に歯科学教室開設歯科医師法成立歯科医学専門学校設立歯科医師法改正、医師の歯科医療行為を制限「ムシ歯予防デー」実施東京高等歯科医学校(現、東京医科歯科大学)設立国の歯科医師養成教育のスタートGHQの指示のもと歯科教育審議会発足歯科医師国家試験実施「 歯科教育基準案」決定東北大学歯学部開設:「考える歯科医師の育成」「一口腔一単位」「全人的歯科医療」の理念提唱東北大学歯学部附属病院開院東北大学歯学研究科開設附属歯科技工士学校設置山本肇名誉教授「レーザー照射による齲触予防その他歯科応用に関する研究」で学士院賞東北大学歯学研究科で、大学院重点化を実施:「考究心」「科学心」をもつ指導的・中核的人材の育成を理念として提唱東北大学歯学研究科で、「インターフェイス口腔健康科学」を提唱東北大学医学部附属病院と歯学部附属病院の組織上の統合東北大学病院を開設わが国唯一の歯学研究科修士課程を設置医歯学領域以外のキャリアの人材に口腔科学の専門教育を実施第1回インターフェイス口腔健康科学国際シンポジウム開催歯科病床、手術室の移転により東北大学病院附属歯科医療センターと改称文部科学省「生体―バイオマテリアル高機能インターフェイス科学事業」開始附属歯科医療センターにインプラント外来設置歯学部歯科研究科講義棟リニューアル完成日沼頼夫名誉教授、文化勲章受章東北大学病院外来診療棟に歯科部門として附属歯科医療センターが 移転・統合歯学イノベーションリエゾンセンターの設置歯学部・歯学研究科臨床研究棟リニューアル完成環境歯学研究センターの設置歯科法医情報学分野の設置臨床疫学統計支援室の設置先端再生医学研究センターの設置先端フリーラジカル制御学共同研究講座設置附属歯科技工士学校閉校17231728184018441846186018761878188118831888189018911893190219031906191119161928194619471948196519671972197519932000200220032004200520072008200920102011201220132014201520172021MESSAGE在学生からのメッセージ歯学部 6年井口 槙さん

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る