東北大学 工学部 材料科学総合学科 研究室紹介
10/28

イオン性化合物や金属の高温融体を対象に、その粘度や、表面張力、電気化学的特性などの物理化学的諸性質の測定を通して、原子スケールでの原子やイオンの振る舞いを研究しています。そして、それら高温融体の物理化学研究に基づき、化学、特に電気化学の手法で鉱石や二次資源から、レアメタルを得る新たな製造プロセスとリサイクル法を開発しようと情熱を傾けています。私たちは「レアメタルのサスティナビリティ」を追究します。金属材料の加工プロセスで考えるべきは、形を作るだけでなく、材料特性を発揮できるよう材料内部のミクロ組織を制御することです。私たちはさまざまな計算手法を駆使し、計算機支援による組織予測やプロセス設計手法の確立に取り組んでいます。目指すはこれまで経験や勘に頼っていた加工プロセス設計・開発を、より効率よく行えるようにすることです。「加工分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展」を促します。材料物理化学教授/朱鴻民 准教授/竹田修 助教/盧鑫素形材プロセス学教授/及川勝成 助教/上島伸文「レアメタルのサスティナビリティ」を究める「金属材料加工分野のDX進展」に貢献

元のページ  ../index.html#10

このブックを見る