東北大学 工学部 材料科学総合学科 研究室紹介
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私たちは、“生体内で機能する材料”、“生体機能を模倣した材料”といった二つの観点から研究を進めています。今、注力するのは「高分子材料」です。背景には再生医療などの先端医療における治療効果をより高める「高分子材料」の開発が強く期待されていることがあります。さらにこれまでに得られた成果と知見を生かし、環境問題となっているナノ・マイクロプラスチックの生体影響を材料科学と生物学の両輪から的確に理解するための研究にも励んでいます。“超音波”は、光が通らない材料の中も真っ直ぐ伝わる性質があることから、航空機・自動車・発電プラントをはじめ、さまざまな製品、構造物で致命傷となるキズ(欠陥)の検査に利用されています。私たちは、複雑な超音波の物理現象を解明し、世界初の計測システムを次々と実現してきました。医療が人間の健康、長寿命を支えるように、最先端の「超音波計測技術」の研究により、環境にも、経済にも優しい持続可能な社会の実現に貢献します。生体機能材料学教授/山本雅哉 准教授/森本展行 助教/最上譲二材料システム計測学教授/三原毅 准教授/小原良和 助教/辻俊宏「高分子材料開発」で先端医療を支える安全・安心な未来社会を切り拓く最先端超音波計測

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