東北大学 工学部 材料科学総合学科 研究室紹介
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材料(マテリアル)は我々の社会と密接に関係しています。皆さんの身の周りにある製品、インフラ、移動体などにも様々な材料が使用されているでしょう。半導体用シリコン単結晶作製技術や強力な磁石を例に出すまでもなく、新しい材料製造プロセスや材料の高機能化・新機能が社会を大きく変えてきました。材料科学総合学科では、金属フロンティア工学コース、知能デバイス材料学コース、材料システム工学コース、材料環境学コースに加えて附置研究所である金属材料研究所と多元物質科学研究所を加えた世界に類を見ない豊富な教授陣による教育プログラムにより、金属、セラミック、高分子、さらにこれらの複合材料等、広範な材料に関して、世界最高水準の教育と研究環境を提供しています。2014年には教育・研究棟が、2017年には実験棟が完成し、教育・研究環境は更に充実しました。本学科は1923年に設立された金属工学科を母体としており、長い歴史の中で多くの人材を輩出し、多くの優れた研究成果を生み出してきました。卒業生は材料分野を中心とした幅広い産業界・学界において指導的役割を常に担い続けています。金窓会という同窓会組織やMAST21(21世紀の材料戦略)という産学連携組織も構築されており、就職活動や就職後のネットワーク構築での強みになっています。現在、我々は低炭素社会の構築、高度情報化社会への対応、健康寿命の延伸など地球規模の課題に直面しています。これらの課題に対して材料科学総合学科から世界を動かし、未来を変えるような革新が生み出されるものと期待しています。マテリアル・開発系 系長材料科学総合学科 学科長成島 尚之世界を動かし、未来を変える革新が生み出される

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