東北大学 文学部 学部案内 2024年度入学者用
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MessageTohoku University, Faculty Of Arts And Letters 202419印象深い授業2022年度卒業 [ 栃木県立宇都宮女子高等学校 ]を学びたいと考えていました。 在学中は「現場の実践にこそ学びがある」と考え、大学の外に飛び出し、貧困・労働問題、ジェンダー、環境問題などの社会活動に携わりました。そこで出会えた方々とのつながりは宝物です。また、3年次の社会学実習では、限界集落における地域づくりの調査をきっかけに、現在の職業に就くことになりました。 社会学研究室のよさは、「お茶飲み場」という開かれた共有スペースがあり、通りかかる大学院生と最近のニュースや読んだ本の内容を真剣に議論し、卒論に対して助言をもらえる環●社会学実習:宮城県丸森町筆甫地区のフィールド=ワーク●日本思想史概論:伊江島の土地闘争と阿波根昌鴻●人文社会科学総合:死から生を考える臨床死生学:人間の死とは何か?境が整っていることだと思います。文学部は、私のように視野を広げたい人にぜひおすすめです。丸森町地域おこし協力隊(一般社団法人筆甫地区振興連絡協議会) 勤務社会学専修益子 実香さん 「どうして女性の制服はスカートなのか」「なぜ田舎は人が減り続けるのか」―社会学では、当たり前として見過ごされがちな問いを、それを引き起こす社会構造に着目して解きほぐすことができます。 現代社会の見え方が自分のなかで大きく転換し、物事を深い視点から批判的に捉え、社会問題に対して意見をもって行動できるようになったことが、大学生活における最大の収穫です。実は、母校の小中学校が廃校になるほどの里山で育ったことから、地元の過疎化に危機感をおぼえ、高校生の頃から地域社会学卒業生からのメッセージ

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