東北大学 理学部 学部案内 2024
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化学科・化学専攻Faculty of Science, Tohoku University岡野 琴羽 さん博士課程前期1年本庄東高等学校出身平成31年入学堀内 信吾 さん博士課程後期1年渋谷教育学園幕張高等学校出身平成28年入学15化学は、物質の性質や変化を原子・分子のレベルで理解することを目的としており、生物学や地球・惑星科学といった自然科学のみならず幅広い応用分野の基礎をなす非常に重要な学問です。化学の研究は、物質の創製や分離・分析手法の確立、物質の構造・物性(集合体としての性質)・機能・反応性の解明、そして新反応の発見と機構の解明を通じた真理の探究です。今後、環境と調和した物質世界を築いていくために、化学の果たす役割はますます大きくなっています。無機・分析無機・分析化学講座化学講座  金属錯体、有機金属錯体、RNA誘導体を用いた合成と構造と物性と反応性に関する研究を行います。レーザーなどの計測法やコンピューターを使って、新規物質の性質や化学反応を分子レベルで解き明かします。物理化学講座物理化学講座先端理化学講座先端理化学講座放射線が物質や環境へ与える影響、生物の営みや細胞の働きなどを原子・分子レベルから化学的に解明します。有機化学は、本学の学問的源泉です。有機化合物の構造と機能、合成について幅広い研究が行われています。分子触媒、機能材料など、多方面に展開する化学をカバーする研究を行います。有機化学講座有機化学講座境界領域化学講座境界領域化学講座この世界は分子から構成されており、私たち自身も例外ではありません。最も身近でありつつ目に見えない分子を操ることができる化学の面白さを学びたいと思い、進学しました。現在はウイルスを検出する研究を行い、日々新発見との出会いを楽しんでいます。ぜひ皆さんも自分を取り巻く世界を化学の視点から眺め探求しませんか。化学専攻には、化学に限らず、物理学や生物学といった他分野と融合した研究もあります。そのため、多様な研究内容の中から、自分自身の興味に合わせ、取り組みたい研究内容を選択することができます。自分に合った研究内容や研究スタイルを模索して有意義な研究生活を送ってください。生細胞RNAイメージング蛍光色素を開発!生細胞RNAイメージング蛍光色素を開発!〜新しいシアニン蛍光色素〜〜新しいシアニン蛍光色素〜生命現象を分子レベルで解明することは今世紀の化学が担うべき魅力的な研究課題です。本研究では、細胞中のRNA(核小体)を選択的に染色できる蛍光色素BIQ(下図)を開発しました。BIQは、「生きた細胞に適用でき」、かつ「明瞭な発蛍光応答を示す」世界トップレベルの色素です。核小体は、ウイルス感染やオートファジー、細胞老化との関連が注目されており、BIQはその機能研究に役立つことが期待できます。リチウム空気電池の反応機構解明リチウム空気電池の反応機構解明リチウム空気電池は理論上あらゆる二次電池の中で最高のエネルギー密度を持ち、次世代の電池として注目されています。本研究では、表面増強ラマン散乱という手法を用いて放電生成物である過酸化リチウムの生成・分解過程を観測し、電極表面における反応機構を解明しました。この研究は、リチウム空気電池の実用化に向けた開発指針になると期待されます。先輩からのメッセージ先輩からのメッセージ化学という学問化学という学問講座・研究分野講座・研究分野研究ピックアップ研究ピックアップ

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