東北大学 理学部 宇宙地球物理学科(天文学)
15/24

15広領域の探査で見つかった宇宙初期の成長中の超大質量ブラックホール■■■ff■■■■ブラックホールからのエネルギー流放出の理論モデル銀河やその中心に存在する超大質量ブラックホールが、宇宙の歴史の中でどのように形成され今の姿に進化してきたのか、遠方宇宙の天体の観測を通して研究しています。観測に必要な独自の装置の研究開発も進めています。ブラックホールの近くでは極端に高温なプラズマや強い電磁場が生じ、高エネルギーのジェットや宇宙線を作り出す要因となっています。それらの物理を電波やガンマ線、ニュートリノなどの観測データを利用しながら理論的に研究しています。VLA望遠鏡とアルマ望遠鏡の観測で捉えたブラックホールから噴出するジェットの様子(C) ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)ブラックホール周辺のプラズマの想像図数多ある銀河の中心には太陽の質量の100万倍を超える超巨大ブラックホールが存在します。そのブラックホールの誕生の起源や、質量を増やして成長している姿を観測で捉える研究をしています。我々の宇宙はほぼ光速まで加速された宇宙線と呼ばれる荷電粒子で満たされています。それらの起源を明らかにするため、天体プラズマの数値シミュレーションや電波・可視光線・X線・ガンマ線・ニュートリノなどの様々な観測データを用いて研究を行っています。天文学教室で行われている研究紹介■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ff■■■■■■■■■銀河と超大質量ブラックホールの形成進化の研究ブラックホールが引き起こす高エネルギー現象の理論的研究超巨大ブラックホールの観測的研究宇宙高エネルギー粒子起源の研究

元のページ  ../index.html#15

このブックを見る