東北大学 理学部 宇宙地球物理学科(天文学)
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天文学コースの17138億年前のビッグバンにより誕生した、ほぼ完全に一様・等方な高温プラズマ宇宙が、現在見られるような星・惑星系、銀河、巨大ブラックホール、銀河団といった多様な階層の天体から成り立つ宇宙にどのようにして進化したのかを理論・シミュレーションを用いて研究しています。ブラックホールの種となる巨大星が形成される様子の想像図(C) NAOJ赤外線観測衛星AKARI 遠赤外線全天地図(C) JAXA宇宙はどうやってできたのか?私たちは、この素朴な問いの解明を最終目標に据えて、最先端技術・最新の天文学および物理学を駆使して研究に取り組んでいます。天文学教室で行われている研究紹介学部4年生の講義天体物理学実習の講義では、天文学の現象・問題を物理的に解くことや、近年の天文学には最早必須となっている計算機を使った実習などを行います。扱うテーマは、例えば「超光速運動」という相対論的な現象や、球状星団を想定した重力多体系シミュレーションなどです。卒業発表天体測定学の講義では、自分で制作した装置を天文学教室が保有する51cm望遠鏡に取り付け、天体の明るさを測定するなど、観測天文学の基礎を学習します。研究室セミナー天文学セミナーでは、いくつかのグループに分かれ、それぞれで一つの英文教科書を輪読し、セミナー形式での発表を行います。多くの学生にとって初めて自力で読む天文学の専門書になりますので、これに慣れるという機会にもなります。例えば銀河に興味のある学生のグループでは、“Extragalactic Astronomy and Cosmology”の輪読を行いました。宇宙論的な天体の形成論宇宙創成期の観測的研究特色特色講義講義ある天体物理学実習I・II天文学教室の一コマ天体測定学I天文学セミナー

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