東北大学 工学部 電気情報物理工学科
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11 スマートフォンやWi-Fi、電子レンジ、テレビ、GPSなどのテクノロジーを陰で支えるアンテナと電磁波を研究対象としています。 外部からの電磁波を遮り、内壁では電磁波が反射しない電波暗室と呼ばれる特殊な実験室で、ウェアラブルアンテナなどのアンテナ設計・評価を行ったり、電子機器から放射される不要な電波を探知してその性質を調べたりする研究を行っています。また、人体から自然に放射される非常に微弱な電磁波を捉えて、衣服の下にある危険物を発見する装置などの開発もしています。 私たちの身近にある機械やロボットと音声でコミュニケーションするための音声認識および音声合成技術を中心とした研究を行っています。音声を文字列に変換する音声認識では、映画やニュースに自動で字幕をつけたり、音声ファイルを容易に検索したりする技術をはじめ、対話システムや自動翻訳システムなどを実現するための基礎技術について研究しています。また文字から音声を生成する音声合成では、次世代ロボットの実現に必要ないきいきと多様に感情を表現できる音声合成手法の研究を行っています。● ヒューマンインターフェース研究室 ● 画像情報通信工学研究室 ● 通信方式研究室 ● 通信情報計測学研究室 ● 先端ワイヤレス通信技術研究室 ● 超ブロードバンド信号処理研究室 ● 情報ストレージシステム研究室 ● 新概念VLSIシステム研究室 ● 環境調和型セキュア情報システム研究室 ● 電磁波工学研究室 ● 微小光学研究室 ● 音波物理工学研究室 ● 超高速光通信研究室通信通信 光ファイバ通信は超高速大容量インターネットを支える基盤技術として今日の情報社会を支えています。さらに飛躍的に増大する情報量に対応するために、今までにない新しい波形の超短光パルスを用いた時分割多重光通信や、無線通信で用いられている変調技術を光通信に応用したデジタルコヒーレント光通信など、次世代光通信を支える先端研究を行っています。また、次世代の超高速光通信用の光源として、周波数がきわめて安定なレーザを開発し、地震計・津波計などの高精度干渉計測への応用にも取り組んでいます。情報 動画配信サービスなどにおいて、映像は文章や音声に比べて情報量が非常に大きいため、大量のデータ通信が発生します。 そこで、映像の品質を保ちつつデータ量を削減する映像技術が求められており、重要な情報を高精細に伝送するための最新の画像認識技術や映像データの圧縮に関する研究を行っています。 また文字認識が困難な古文書を、テキストに変換することなく、最新のディープラーニング技術を活用し、古文書の画像そのものから必要な情報を検索する技術の研究なども行っています。超高速光通信研究室画像情報通信工学研究室Department of Electrical, Information and Physics Engineering | 電気情報物理工学科通信通信情報主な研究室電磁波工学研究室ヒューマンインターフェース研究室Communications Engineering Course見えない電磁波を可視化して、無線通信を支える最先端アンテナの実現を目指すロボットとのコミュニケーションを実現する音声認識・音声合成技術次世代インターネットを支える超高速・大容量な最先端光通信システムの開発重要な情報を高精細に伝送するための画像・動画像の高効率符号化技術

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