東北大学 工学部 電気情報物理工学科
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13 固体・液体・気体に続く、電子とイオンからなる第四の状態であるプラズマを人工的に創り出し、それを利用すると原子一つ分の厚さしかないカーボンナノチューブやグラフェンなどのナノ材料を創り出すことができます。これらの材料を用いて光と電子デバイスを融合させた次世代高機能光電子デバイスの研究や、大気圧下で発生させたプラズマを用いて薬剤や遺伝子の導入を行う技術、さらには、ジェット状のプラズマを照射することにより、農作物の殺菌や植物の機能を制御する技術などの研究も行っています。● スピン材料電子工学研究室 ● プラズマ理工学研究室 ● 固体電子工学研究室 ● 次世代スピンエレクトロニクス材料工学研究室 ● 未来エレクトロニクス基盤創製研究室 ● 量子光情報工学研究室 ● 物性機能設計研究室 ● 誘電ナノデバイス研究室 ● ナノ集積デバイス・システム研究室 ● ナノ知能システム研究室 ● 画像電子工学研究室 ● 電子制御工学研究室 ● スピントロニクス研究室 ● ナノ・バイオ融合分子デバイス研究室 ● 応用量子光学研究室 ● ナノスピンメモリ研究室 ● 薄膜材料工学研究室 ● 生体電子工学研究室 ● 神経電子医工学研究室 ● 病態ナノシステム医工学研究室 ● 腫瘍医工学研究室 ● 医用イメージング研究室 ● 量子デバイス研究室 ● 電子機器工学研究室 ● 情報感性工学研究室スピントロニクスでは、これまで別々に利用されてきた電子の持つ二つの性質である、電荷(電気的性質)とスピン(磁気的性質)を同時に利用します。これによって発現される新しい物理現象を明らかにし、高機能で低消費電力なエレクトロニクス、情報処理通信を実現します。ナノ磁性体の磁化の電気的な制御を行うことにより、高速な不揮発性磁気メモリを開発し、さらには反強磁性体と強磁性体を積層させた構造を用いることで、アナログ的に情報記憶を行う脳型情報処理についての研究も実施しています。電子医工 ウェアラブルデバイスや車載用ディスプレイなどに応用できる、自由に曲げられるフレキシブルディスプレイを実現するための基礎研究を行っています。ディスプレイパネルの土台となる超柔軟なプラスチック基板の新しい製造法を開発し、さらには曲げても液晶層の厚みを一定に保つため、液晶中に高分子の壁を作ってスペーサを構築する手法などの研究を行っています。また、屋外で鮮明な表示を可能とする反射型ディスプレイや、専用の眼鏡を必要としない電子ホログラフィに関する研究にも取り組んでいます。電子光を電気信号に変換し映像情報をとらえるイメージセンサは、圧倒的な情報量を有することから近未来のセンサ・ネットワーク社会で中心的な役割を担うコアデバイスとして期待されています。 毎秒1,000万コマ以上の超高速度イメージセンサ、真っ暗闇から明るいところまで一度に撮像できる広ダイナミックレンジセンサ、人の目に見えない波長の光をとらえる広光波長帯域イメージセンサなどの研究開発に、材料・製造技術・集積回路・システム領域を横断した全方位から取り組んでいます。画像電子工学研究室未来エレクトロニクス基盤創製研究室Department of Electrical, Information and Physics Engineering | 電気情報物理工学科電子電子主な研究室プラズマ理工学研究室スピントロニクス研究室Electronic Engineering Course大気圧プラズマのバイオメディカル応用とプラズマを利用したナノデバイス開発高機能かつ低消費電力な次世代スピントロニクスデバイスの実現曲げることができる高画質ディスプレイの実現に向けた、先進的な画像デバイス研究センサ・ネットワーク社会のコアデバイスとなる高速度・高感度イメージセンサ開発

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