東北大学 工学部 電気情報物理工学科
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09ワーク、そして管理・制御システムから構成されています。●グリーンパワーエレクトロニクス研究室 ●マイクロエネルギーデバイス研究室 ●生体電磁情報研究室 ●応用電気エネルギーシステム研究室 ●先端社会エネルギーシステム研究室 ●エネルギー生成システム研究室 ●電力ネットワークシステム研究室 ●実世界コンピューティング研究室 ●サイバーフィジカルシステム研究室 ●ユビキタスエネルギー研究室 ●先端電力工学共同研究室(東北電力共同研究講座) 半導体を用いて電圧や電流を変換するための技術がパワーエレクトロニクスです。このための半導体デバイスに、新しい材料や構造を導入して安価かつ高性能なものを開発し、さらにそれを3次元的に高度集積化することにより、高性能でありながら省エネ・高効率な集積回路・システムが実現できます。これらの新技術によってスマートフォンや電気自動車のバッテリーの持ち時間は何倍にも長くなることが期待され、将来の低消費電力社会(低炭素社会)への実現につながります。電力システムは、電力源、消費者、それらをつなぐ大規模電線ネット電力システム研究の使命は、化石燃料の枯渇や災害時の大規模停電などに対応し、将来にわたって安全で安価な電力を供給し続けられるシステムを実現することにあります。そこで出力が不安定な再生可能エネルギー電源でも安定した電力が得られ、さらに災害時にも弾力的にシステム構成を変更できる強靭な「次世代レジリエント電力システム」の研究を行っています。電気超電導を用いると、高密度な電気エネルギーを低損失で伝送できるため、高効率・高信頼な次世代の電気エネルギーシステムを支える重要基盤技術の一つとして期待されています。この技術を利用した超電導ケーブルや、病院で用いられるMRI装置のための高温超電導コイルの他にも、電力/水素貯蔵装置を組み合わせた複合エネルギー貯蔵システムなど、次世代の電気エネルギーシステムの構築を目指した研究を行い、医療・産業応用を含む幅広い分野において、超電導技術が切り拓く無限の可能性を追求しています。電気気体に強いエネルギーを与えると、気体分子が電離して陽イオンと電子に分かれて運動するプラズマの状態になります。特殊な装置を使って高密度のプラズマを生成すると、人工衛星・惑星探査機等に用いられる電気推進機や核融合発電に必要なプラズマイオン源などを実現することが可能です。また高密度プラズマ発生技術は、半導体、MEMSなどの各種プロセス装置に不可欠なものとなっており、プラズマ物理の理解とその工学的応用を両立しながら、最適なプラズマ源の開発を進めています。応用電気エネルギーシステム研究室エネルギー生成システム研究室Department of Electrical, Information and Physics Engineering | 電気情報物理工学科電気電気主な研究室グリーンパワーエレクトロニクス研究室電力ネットワークシステム研究室Electrical Engineering Course将来の低炭素社会につながる高度集積化半導体パワーエレクトロニクスデバイス再生可能エネルギーや災害時にも対応できる次世代レジリエント電力システムの実現次世代電気エネルギーシステム構築のための超電導技術とエネルギー貯蔵システム高密度プラズマ発生技術で宇宙推進エンジンや核融合発電用イオン源の実現を目指す

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