東北大学 文学部 学部案内 2025年度入学者用
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 フランス文学専修では、フランス語文献の読解や会話を学びながら、4年生になった時にフランス語圏の小説や詩、演劇、思想から歴史、社会に至るまで、自由にテーマを選んで卒業論文を執筆します。フランス語と日本語の比較、フランス語圏アフリカの言語政策、フランスの社会運動、シャンソンの歴史を研究テーマに選ぶ人もいます。 また、早い人は2年生から1年間ほどの留学を経験します。交換留学協定のあるストラスブール大学、リヨン大学、リヨン高等師範学校、グルノーブル大学、レンヌ大学、パリにある国立東洋言語文化研究大学(INALCO)などが人気で、専修には留学のノウハウが蓄積されています。 専修への進級にあたってフランス語能力は必須ではありませんが、できれば1年生で基礎フランス語を履修しておくことが望まれます。卒業生は、公務員、大学職員として活躍する人が最近は目立ちますが、ほかにも商社、出版社、銀行、教員など、その進路は多彩です。また、研究者や高度教養人をめざして大学院に進学する人もいます。 言語学は、人間のことばそのものを研究して、「ことばとは何か、ことばはどのように働いているのか」という根本的な問いに答えようとする学問です。研究の対象とする言語の選択に制限はなく、日本語はもちろん、英語のようななじみのある言語から名前もほとんど聞いたことのないマイナーな言語まで、さらに手話や消滅の危機に■した文字を持たない未解明の言語なども含めて、話し手の数の多さや政治的・経済的な力の優劣を問わず、すべて扱うことができます。個々の言語の研究をおこなう際には、その言語だけに注目することもできますし、他の言語との比較を考慮するアプローチもあります。歴史的変化や地域・社会階層・場面による変異、あるいは言語使用の動機など、様々な観点からの研究を行います。人間の言語の普遍的な特徴を考察することもあり、ことばの理解や産出を司る脳の仕組みを解明して、「なぜことばが話せるのか、なぜことばを失うことがあるのか」という問いに答えようとする言語認知脳科学といった先端領域にも意欲的に取り組んでいます。 ことばへの強い関心と自由な想像力に富んだ皆さんを、言語学研究室は歓迎します。 西洋史専修は、私たちから見たいわゆる「西洋」で、文字で書かれた記録が今に残る時代・地域を研究対象としています。つまり古代地中海世界から始まり、ヨーロッパ世界が成立する中世を経て、直接現代につながる近代ヨーロッパや南北アメリカの歴史です。 これらの時代・地域に展開した人間の営みを明らかにするために、彼ら/彼女らが書き残した文献史料を素材とし、先学の研究成果に学び、考古学など隣接諸学の知見も利用しながら、研究をおこないます。また、21世紀に生きる私たちにとって不可欠の、時代像や世界像の再構成をおこなうことも、私たちの使命と考えています。 外国語を身につけ、史・資料をじっくり分析し、あるいはヨーロッパやアメリカの地に実際に立って、人類の過去・現在・未来を考えようとする皆さんに、良質の研究環境と研鑽の場を提供しています。 外国語の能力と史・資料分析力、そして歴史的思考力を身につけた卒業生は、専門知識を直接に生かせる教育界はもちろん、官公庁・マスコミ・メーカー・IT関係そのほか、多種多様な分野で活躍しています。 日本語学は、私たちが日々接し、使用している現代の日本語とともに、過去から現代への変遷、および時を共にする現代における地理的、社会的バリエーションとしての日本語を研究対象とする学問です。国語学とも呼ばれています。 日本語は、現代の言葉、多様に変化する若者語、そして過去の時代における日本語、その歴史的変遷、さらには、地理的分布としての方言など、多様な面から研究が行われています。言語構造の上からは、音声・語彙・文法・文章・会話・文字・言語行動等の研究分野があり、理論的かつ実証的に研究されています。言語と社会、言語と人間、場面、媒体など、多くの隣接領域に接しています。方法論には、文献調査、実地調査等のフィールドワーク、コンピュータを用いた大規模な言語調査や精密な音声分析も含まれます。 学生同士による勉強会、教員を交えての行事など、多彩な活動が行われています。世界各地からの留学生が多く、毎年10人以上の外国人留学生が在籍しています。 卒業後は、研究・教育に従事する者が多いですが、専門をある程度生かしながら放送・出版関係、官庁、一般企業等で活躍する場合もかなり見られます。14Laboratory IntroductionFrench LiteratureLinguisticsEuropean and American History Japanese Linguistics研究室紹介■■■■■■■■■■■■■■■■

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