東北大学 文学部 学部案内 2025年度入学者用
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MessageMessageTohokuUniversity, Faculty Of ArtsAndLetters2025 印象深い授業東北放送株式会社(tbc東北放送) 勤務哲学専修 文学部での学びは、私に多様な角度から物事を見つめる機会を与え、「問い、考える」という営みへの目を開かせてくれるものでした。 しばしば、哲学の学びは社会にどう役立つのか?問われることがあります。不変のテーマと言えるかもしれません。一見小難しい学問だと思われがちな哲学ですが、実際に学んでみると哲学がいかに体系化された学問であるかが分かります。 何より哲学を“目に見えないものを、今ここにあるものを手がかりとして想像すること、そしてその想像する力を養う営み”であるとするならば、それは奇しくも現在の放送局での仕事に直結しているのが面白いところです。 テレビやラジオは通常、視聴者の顔が直接見えているわけではありません。その意味で、カメラやマイクの向こう側にいる方々の生活を想像することは、私たちからは見えていないけれどもそこに確かに在る月の裏側を想像することと同義でしょう。そこにこそ、哲学で培った力が必要になってきます。人間に与えられた「考える」「想像する」といった行為は、実は鍛錬が必要なも●現代哲学概論(近現代哲学の諸問題)●哲学思想概論(デカルト『省察』入門)●哲学思想基礎購読(哲学研究のレッスン)●生命環境倫理学演習(AI、ゲノムと人間)●人文社会科学総合(自他の死をどう受け止めるか?)●死生学各論(死とともに生きることを学ぶ)の。そんなとき、哲学の思考が活きてくるのです。 さあ、東北大学文学部での学びを通して、皆さんの可能性を限りなく拡げていきましょう!21卒業生からのメッセージ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2022年度卒業■■■■■■■■[ 宮城県仙台第一高等学校 ]

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