m|学部・大学院一貫教育プログラム学部・修士5年一貫プログラム履修生の声データ科学プログラム修士1年亀甲結月さん※2023年3月本学経済学部卒業 私は交換留学を通じて組織のマネジメントに関心を抱いたことから、高度グローバル人材コース(GPEM)に進学をし、組織の持続可能性をテーマに研究を行いました。GPEMでは1年間の海外留学と、研究の成果としての英語によるプロジェクト報告が求められますが、私は大学3年生で交換留学をしたことから、学部と大学院を併せて5年で修了しました。交換留学では、台湾で1年間勉強や様々な活動に参加する中で、日本と台湾の学生交流に参加し「この組織が活動を続け、発展するためにはどうすればよいのか?」と疑問に感じたことから、組織の持続性というテーマでプロジェクトを進めたいと考え、組織とマネジメントについて学ぶことができる非営利組織研究室を選択しました。GPEMのメリットは、日本人・外国人の区別なく切磋琢磨しながら勉強ができるところだと思います。GPEMは、授業が英語で行われるため、ディスカッションや論文を読む際に難しさを感じることも多々ありました。 このプログラムの一番よいところは、学部時代からプログラム在籍者用の研究室があることだと思います。文系学部からの進学者は少ないため、最初は不安な部分も多かったですが、この研究室で、同じ目標を持った心強い同級生と先輩ができました。また、学部時代から先生も修士論文を見据えて指導してくれることも大きな魅力です。学部3年時にプログラムへの参加が決まっても、修士論文を書くために何が分からないかも分かりませんでした。しかし、現時点でどのくらしかし、留学生から英語でのプレゼンテーションの仕方を学んだり、研究に関するアドバイスをし合ったりと、コツコツ努力を重ねていくことで、英語を鍛えると同時に、研究のための基礎知識を身につけることができました。また、授業や研究室で、中国やアフリカの学生とも意見を交換する中で、各国の社会や市場、非営利組織の特徴を知ることもでき、自分の視野が広まったように思います。 日々の勉強と研究と並び、就職活動にも力を入れました。交換留学やGPEMを通じて、日本の国際競争力の低下に危機感を覚えた経験から、日本経済の再活性化に貢献できる仕事がしたいと考え、日本貿易振興機構(ジェトロ)に就職を決めました。入構後は、海外調査部に所属し、日本企業の海外展開に関するアンケート調査や、貿易・投資に関するレポートの作成を行いました。2023年からジェトロ・アジア経済研究所の海外派遣員として、台湾で政策や経済に関する調査を行っています。大学院での専攻とは少し異学部・大学院一貫教育プログラム 高度グローバル人材コース(GPEM)修了生の声日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所在台北海外派遣員柏瀬あすかさんいのレベルにいれば良いのかという指針を教えてもらえることで研究を進めるモチベーションになりました。 どのような企業でも、どのような仕事であってもデータから何かを見いだす技術は求められていると感じています。データ科学のプログラムの中では、データ科学の基礎知識を授業で学び、修士論文で実際にデータ分析を実践することになるので、社会に出ても使える経験ができるはずです。なる分野ではありますが、研究を通じて学んだ調査の作法や情報収集のコツは仕事でも役に立っており、GPEMでの経験は自分の貴重な財産になっていると感じています。KIKKO YuzukiKASHIWASE Asuka高度グローバル人材コース(GPEM)修了(経営学修士)東北大学経済学部卒業、経済学部演習論文優秀賞受賞東北大学グローバルリーダー認定2018年 3月2017年 3月2015年12月Graduate School of Economics and Management, Faculty of Economics 202513受賞者挨拶▶GPEMでの経験が仕事の糧にデータサイエンティストとしてのキャリアをスタートさせる絶好の機会
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