1年次2年次3年次4年次18病気の原因・治療方法を判断するための先端技術を学びます臨床検査全般に関する学問領域です。現在の医療において、検査は診断・治療の指針となる重要なデータを提供しています。生体成分の質的・量的変動を捉える化学検査、体内に侵入した病原菌・ウィルスを特定する病原検査、組織や細胞の形態的変化を捉える病理検査、生体の活動を直接捉える生理検査や画像検査、輸血・移植領域で欠かせない免疫学的検査などがあり、これら検査法の開発・応用や病態との関連を解析するなどの研究を行います。専門教育へ向けた基盤づくり人間性豊かで幅広い教義と優れた倫理観、深い専門知識を有する臨床検査技師の育成へ向けた学習の第一歩を踏み出します。特に、東北大学共通の全学教育を学ぶことで幅広い教養と柔軟な思考力を身につけ、専門教育の早期開始により専門知識修得へ向けた動機付けを行います。週の大半が専門教育科目に専門教育科目の授業が本格化し、生活の主体は星陵キャンパスに移ります。1年次に学習した全学教育科目の知識をスタートラインとして、より専門的な新しい知識と出会う毎日です。実習科目も開始され、「検査」を体感しながら技術を身につけ、知識を整理してゆきます。臨地(病院)実習に行くための基礎作りの学年です。また、検査の確かな腕を身につけるため、そして講義で学んだことを実際に体験して理解を深めるために、多くの実習があります。3年次の臨地実習、4年次の卒業研究に向けて実験の進め方や結果に対して論理的に考察することを身につけます。専門教育科目の総仕上げ3年次は、学内実習が中心の前半と臨地実習が中心の後半に大きく分けられます。前半の半年間は午前に講義、午後に実習を行い、後半の臨地実習に向けて知識と技術をまとめます。そして後半が臨床の現場を体験する臨地実習になります。この実習を通じて臨床検査技師という職種が病院という組織の中で果たしている役割を学びます。そして、自分が大学で学んできた知識と技術がどのような意味を持ち、どのようなことに役立つのかを肌で感じることができます。このような経験を通して、卒業後の自分の進路を考えていくことになります。充実した研究活動ときめ細かな国家試験対策卒業研究では、4月〜 11月まで8か月間にわたり、専攻内の各分野に加え、大学病院・医学科・加齢研などの様々な研究室に配属され、充実した研究生活を送ります。卒業研究で研究の面白さに目覚め、大学院博士前期課程(修士)に進学する学生さんも数多くおられます。また、並行して、学内で数回にわたり臨地実習筆記試験・国家試験模擬試験を行うことに加え、試験直前には国家試験問題講習会を行い、きめ細かな国家試験対策を行います。検査技術科学専攻 Medical Technology
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