■■■■■■■■■「水」は、太陽エネルギーによって駆動し、地球上の物質輸送とエネルギー・熱輸送を担うことで地球環境の根幹をなすものであり、私たちの生活にとって欠かせない存在です。しかし一方では、洪水や津波などの災害により我々の生命を奪う恐ろしい姿を現すこともあります。水環境デザインコースでは、「水」を軸とした学問体系を学ぶ機会を提供し、世界の水問題を解決できる人材の育成を目指しています。21世紀は人類史上初めて都市に住む人が過半数を超えた「都市の世紀」で、人々の居住・労働・憩い・移動など生活の大半が都市で営まれています。都市システム計画コースでは、快適かつ豊かな生活環境の創造を目指して、工学に加えて経済学、心理学、情報科学、地理学など様々な側面から都市を分析し、その計画・管理・運営を担えるプランナーを育成しています。私たちの生活を支える社会基盤施設(インフラストラクチャー)を安全かつ経済的に建設するためには、構造物や地盤・岩盤の複雑な力学メカニズムをふまえた高度な技術が要求されます。近年では、インフラの老朽化対策やメンテナンス技術の高度化も求められています。社会基盤デザインコースでは、土木構造物の設計・施工・維持管理に関する幅広い専門知識と、その基礎となる力学基本原理の修得を目指します。橋などの設計に欠かせない力学基本原理の理解土木構造物や建設材料に関する幅広い専門知識構造物のシミュレーション技術水、環境、防災に関する幅広い基礎知識環境問題の解決に必要な調査及び設計の能力防災対策に関わるシミュレーション及びマッピング技術快適な空間創造のための都市システム理論人間行動の理解を目指す経済学や行動科学基礎理論に基づく計画の立案能力コンクリート構造の耐震実験震災ガレキの建設資材化水質現地調査水質実験産業や物流の拠点として機能する港湾都市内の公共交通システム鋼製橋脚の地震時挙動解析津波シミュレーション都市の景観を考える定員:25名定員:25名定員:17名私は現在、老朽化した首都高の造り替えや新規路線の建設に携わっています。自分の携わった構造物が完成した時、地域の方々が喜ぶ姿を見た時、その度に大きなやりがいを感じています。人々の生活を支える縁の下の力持ちであり、レインボーブリッジのように都市の景観や町そのものを形作る。そんなやりがいのある“土木”の世界に飛び込んでみませんか?世の中のあらゆる活動において環境への取り組みが問われる時代となりました。環境への取り組みは、地域振興、社会福祉、災害対策など、多様な問題との同時解決を考えながら進めることが有効です。次世代の地球環境を守るためにも、社会と接点の多い土木工学を学ぶことは極めて重要なことだと思います。当省は安全で豊かな社会の基盤に大きな役割を担っています。私も身近で具体的な成果が見える現場から国全体の政策を担う本省で、防災、老朽化、環境、道路計画、国際等の業務を経験し、やりがい、成長、尊敬する方々との出会いという実りを得てきました。土木は、社会への貢献が実感できる職務であり、学問と思います。生活を支える社会基盤施設を合理的に実現するために人と水、そして地球とのより良いつながりと未来を考え、世界の水問題の解決に取り組む人々が快適な生活を営める都市空間の創造を目指して首都高速道路株式会社 神奈川建設局 北西線工事事務所関 雄太社会基盤デザインコース 卒環境省大臣官房環境影響審査室長坂口 芳輝水環境デザインコース 卒国土交通省柳田 眞由美都市システム計画コース 卒Infrastructural EngineeringWater and Environmental StudiesTransportation and Urban PlanningOB・OG messageOB・OG messageOB・OG message社会基盤デザインコース水環境デザインコース都市システム計画コース
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