東北大学 大学案内 2025年度入学者用
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文学部教育学部法学部経済学部理学部医学部歯学部薬学部工学部農学部大学院附置研究所・学内共同教育研究施設等49Special Topics加藤 大生地震・噴火予知研究観測センター大気海洋変動観測研究センター理学部自然史標本館複合的な視点で地球を理解するための最先端の研究地球科学は、太陽系全体の広い空間スケールと、46億年前から未来までの長い時間スケールを扱います。本学科は、野外調査や化学分析、解析など様々な手法を用いて自然現象を多角的に捉えるための研究設備が整っており、第一線で活躍されている先生方や高めあえる仲間に出会える場所です。菊池 柚里惑星プラズマ・大気研究センター巨大分子解析研究センター浅虫海洋生物学教育研究センタープレスリリース青葉山キャンパス理学研究科合同C棟 理学部では、理学部独自の附属施設をはじめ、たとえばニュートリノ科学研究センター(P69参照)のKamLANDなど大学共同の研究施設を利用して、実験、研究に取組むことができます。また国立天文台など、国内外の提携施設を利用することもできます。東北地方を中心とする陸域や、周辺海域に設置された種々の観測装置から得られるデータを用いて、地震や地殻変動等の高精度観測を行い、地震や火山噴火の発生予測を目指した研究を推進しています。地球温暖化に関連する大気海洋現象の観測・データ解析研究拠点として、人間活動や自然的要因による気候および海洋環境の変化の解明に取り組んでいます。理学部が研究教育のため収集してきた約60万点の化石や岩石、鉱物標本、古地図などの貴重な資料を収蔵整理し、研究・教育に役立てるとともに、市民に公開しています。地圏環境科学科4年キャンパス外地層調査など(地圏環境科学科)激動する太陽や惑星群を観測する電波・光赤外の太陽系観測専用望遠鏡をハワイなどに擁する我が国随一のセンターです。衛星・探査機も駆使し、惑星環境とその進化・変動の解明を目指しています。 最先端の測定機器(元素分析、質量分析、核磁気共鳴、X線回折、原子吸光など)を設置し、巨大分子の解析・合成・機能発現に関する研究を行っています。毎年、国内外・学内外から多くの研究者や学生を受け入れています。とくに、陸奥湾に生息する多様な海産動物を用いた研究や、臨海実習開催などを通した海洋生物学教育に力を入れています。生物学科4年    追究する幅広く学び、専門的に探究する[ 募集の単位 ]系単位[ 入学定員 ]324名/令和6年4月入学者実績 330名[ 教 員 数 ]298名(協力教員含む)生の前半までに化学の基礎を究室に配属され各自の研究を熱心な先生方が多く、充実したため自身の興味を追求するにはみなさんも東北大学理学部で端の研究をしてみませんか?(福井県立武生高等学校卒業)理学部公式ウェブサイトさん(栃木県立宇都宮女子高等学校卒業)ガイドブック「理学部案内」理学部マガジン上図沖縄本島と宮古諸島との間に存在していたとみられる巨大な島(赤線の枠内)プレスリリース本文はこちらから生物学科の魅力はミクロからマクロまで幅広い内容を、講義だけでなくフィールドワークを含む実習によって実践的に学べることです。三年後期以降、多様な研究室から自身の興味に沿った分野を選択し専門的に探究していきます。熱心で個性的な学生・先生と共に学べる素敵な環境が整っています。さん(愛知県立明和高等学校卒業)理学部教務課学部教務係TEL. 022-795-6350(月〜金曜 8:30-17:15)宮古島の固有種の故郷は消えた島だった?地質学と生物学の融合研究が描き出した新たな琉球列島の形成史と生物進化 琉球列島の生物相は多様で独特なことで知られますが、その成立過程には多くの■が残されています。プレート境界上に位置する島々そのものの形成過程が複雑なのが、その大きな理由です。地学専攻の井龍康文教授らは、世界自然遺産の沖縄本島や西表島のものに比しても特異な宮古島の生物相について、その成立過程を明らかにしました。地形や地質から宮古島が何度も海に沈んだのは明らかですが、にもかかわらず、そこには固有の陸生生物が多く見られます。この■を解く■は、かつて沖縄本島と宮古島の間に巨大な島として存在し、今は海中に台地状の地形となって残る陸塊の存在でした。研究グループはこれを沖縄−宮古海台(OMSP)と名付け、宮古島の生物相の成立過程を説明するOMSP仮説を提唱しました。学びの場附属施設・関連施設

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