東北大学 農学部 学部案内 2026
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▶ 作物学作物の生産性関連要因を量的に評価する稲麦大豆▶ 園芸学野菜、果物、花の品質やストレス耐性を向上させる美味しさ▶ 土壌立地学土壌の機能と土壌-植物相互作用を解明する土壌肥沃度▶ 植物遺伝育種学ゲノム情報を利用した有用形質の遺伝機構の解明植物生殖機構 ストレス耐性 育種技術開発▶ 植物病理学病原体と植物の相互作用を分子レベルで解明ウイルス▶ 応用昆虫学昆虫に作用する化学的・物理的因子を解明する▶ 環境適応植物工学遺伝子組換え技術を駆使した遺伝子の機能解明と組換え植物の開発植物バイオテクノロジー▶ 森林生態学森林植物と微生物の生態学・保全遺伝学絶滅危惧種▶ 栽培植物環境科学土壌と作物の関係を科学し環境調和型の栽培技術を開発LABORATORY農家圃場数値解析機能性開花制御土壌汚染土壌生態系宿主植物応答 数理モデル害虫化学生態学光防除イネ生物多様性菌類の知能農業と環境環境調和型作物生産肥培管理技術コース在学生メッセージ05植物生命科学コース代表 / 堀 雅敏 教授植物生命科学コース 4年 /□城県立竜ヶ崎第一高等学校(□城県)出身地球規模で人口が確実に増加し続け、近い将来、食料不足が問題となることが心配されています。農作物は人間の食料にとって不可欠なものです。また、植物は炭酸ガスを吸収し酸素を放出するため、多くの生物が植物に依存して生活しています。すなわち植物の生活は環境保全にも欠かせません。植物生命科学コースでは、個体、遺伝子、分子レベルでの農作物の様々な現象、多様な生物間相互関係やそれらを取巻く環境との関わりなど、幅広い植物のライフサイエンスの教育・研究に取り組んでいます。例えば、イネやダイズの生産性評価とその改善、果樹、野菜、花きの生産や品質、ストレス耐性の向上、土壌−生物間相互作用、火山灰土壌、物質動態、有害化学物質、植物ゲノム情報を利用した有用形質の遺伝機構の解明、ウィルスなどの病原体の病原性と植物免疫機構の分子基盤、昆虫の生理・生態に作用する化学的・物理的因子と害虫防除、遺伝子組換え技術を駆使した遺伝子の機能解明と組換え植物の開発、持続的な栽培・施肥管理、農業と環境の相互作用、森林植物、絶滅危惧種、森林微生物の生態・多様性・保全について研究しています。羽根田 千里PLANTSCIENCE研 究 室生 物 生 産 科 学 科コース代 表教員メッセージ本コースでは、安定的な食料生産だけでなく、生物多様性を守り、持続可能な農業や環境保全の確立を目指して、基礎から応用までの研究・教育を行っています。研究材料は、植物、土壌、昆虫、微生物と多岐に渡ります。その対象もフィールドといったマクロなレベルから分子といったミクロなレベルまでをカバーしています。皆さんが興味をもつ研究テーマがたくさんあると思います。一緒に研究しましょう。私は将来の食料生産を支える研究がしたいと思い、農学部を志望しました。1年間幅広く学んでからコースを選べる点、附属農場や青葉山での実験・実習を通して、農業の難しさや重要性を実感できる点が魅力です。コースには意欲的で前向きな学生が多く、毎日刺激をもらいながら、現在は植物細胞の培養による食料生産を目指した研究に取り組んでいます。緑豊かなキャンパスで皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!農作物とそれを取り巻く  生物や環境に関するライフサイエンスを研究□ □ □ □ □ e□ □ □ □ □ e植 物 生 命 科 学 コ ー ス

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