TOHOKU UNIVERSITY SCHOOL OF MEDICINE 2026主な留学先10ハーバード大学ハワイ大学マサチューセッツ総合病院ミシガン大学メイヨークリニックイェール大学スタンフォード大学タマサート大学チェンマイ大学マヒドン大学サンラザロ病院熱帯医学研究所(RITM)イギリスエクセター大学フランス台湾シンガポールサウサンプトン大学ロレーヌ大学台北医学大学シンガポール国立大学リーズ大学バース大学チューリッヒ大学ベルゲン大学カロリンスカ医科大学国立衛生研究所(NIH)ヴァンダービルド大学カリフォルニア大学サンフランシスコ校サンフォードバーナムプレビス医学研究所サンフランシスコ総合病院ジョンズ・ホプキンス大学グリフィス大学西オーストラリア大学メルボルン大学留学先フランス・ロレーヌ大学参加期間[立命館慶祥高等学校出身]6年生で24週間行われる高次臨床修練では、同じく25人前後が4週間海外留学し、現地の医学生とともに臨床実習を行います。疾患や医療制度の異なる海外で異文化に接しながら行う実習は、とても有意義な経験です。留学から戻った6年生は、秋に4年生対象の「高次臨床修練海外留学報告会」を開催して、後輩に体験を伝えます。に亘って最先端の研究に打ち込み、帰国後は「基礎医学修練発表会」において英語で発表を行います。優れた成果を上げ、研究成果を国際学会や論文に発表する学生も少なくありません。また、次年度の4月には新入生に向けて「海外留学報告会」で留学体験を発表してもらい、1年生も2年後の留学を考える機会としています。医学科4年 王谷 真比呂さん私は基礎医学修練期間を利用し4ヶ月間、フランスのロレーヌ大学で研究学生として留学しました。具体的には自閉スペクトラム症児童の感情理解における背景影響について、ソーシャルロボットを理解対象とし、視線追跡システムを利用しながら研究しました。研究室での活動に加えて、現地の福祉施設や小学校の視察なども行い、フランスでの児童精神医学や福祉について議論を交えながら理解を深めることができました。子どもの精神疾患についての理解や、国際的・学際的な研究経験を目的としていたため、自分の興味に沿った活動の機会に恵まれ、さらには現地生活の中で文化や考え方の違いも体感でき、とても充実した滞在となりました。研究室のメンバーやパリで行われた学会などからも多くの刺激を受け、自分の視野と興味の幅を広げられたと感じています。アルザス・ロレーヌ地方の食文化や伝統、建築などの街並みやクリスマスシーズンのイベントなど、文化的な体験も楽しむことができ、日本との違いや地域の特色もとても興味深かったです。フランス語に苦労し模索しながらもコミュニケーション能力を向上させることができ、多くの出会いに恵まれました。留学で得られた発見と貴重なつながりは私にとって忘れられない大切な財産となり、これからの挑戦や学びのモチベーションとなりました。2024年8月24日〜12月23日フィリピンスイスノルウェースウェーデンアメリカオーストラリアタイ
元のページ ../index.html#11