東北大学 医学部 2026
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TOHOKU UNIVERSITY SCHOOL OF MEDICINE 202604Takase, Kei1 プロフェッショナリズム医師としての基本的な素養と習慣、倫理観を身につ2 医学知識 医学の根幹となる基礎医学・臨床医学の理解を深め、それらを統合し応用する能力を身につける。3 コミュニケーション医師としての基本的な対人関係能力を身につける。東北大学医学部医学科は、教員と学生相互の協調により強固な教育基盤を構築し、医学・生命科学の根元を解明する研究および教育を実践し、豊かな人間性と旺盛な探求心を育み、人類の健康と福祉に貢献する指導的高度専門職業人を育成する。東北大学医学部医学科の学生は、将来、医学・医療の様々な領域において指導力ある医師・研究者となるために、6年間の医学部教育において6つの教育目標を達成する。ける。4 診療技能患者情報の収集と病態の推論・判断・対応を適切に5 科学的探究医学における未解決問題を見出し、科学的理論と方6 地域と世界における医療地域・国・世界の医療を俯瞰し、健康・疾病の動向と保健医療システムを理解する。行うために、臨床技能と医療安全の基本を身につける。法により解決に取り組む能力を身につける。医学の急速な進歩の中で、優れた医療と創造的医学研究を行っていくには、幅広い好奇心と飽くなき探求心を持って、学びを楽しみ、意欲を持ちつづけることが必要です。これは、医学研究を行う場合のみではなく、臨床の第一線に身をおいている期間においても、最も基本的で大切なことです。基礎医学を学ぶと、意外に早い段階で「未だ分かっていないこと」があることを認識し、臨床に触れると、現在の「医療の限界」を感じることでしょう。医学が進歩すればするほど、その先の「未知」や「解決すべき問題」は増えていくようにすら見えます。誰も気づかなかった現象や原理を発見する機会は医学研究の其処此処にあり、また、臨床を知るほどに新しい治療法を開発する使命感が湧いてきます。医学科での6年間を通じて、全人的医療のための幅広い教養と実践的医学を学ぶとともに、知の楽しみ方を身につけ、真理を探究する心を涵養し、我が国の医療、医学研究、さらには科学的発展の礎となっていただくことを望みます。高瀬 圭医学科長教育理念教育目標知を楽しみ、医学・医療の礎に

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