分野(研究室)紹介29 生命機能解析学分野 Molecular Genetics 教 授 倉田 祥一朗 Kurata Shoichiro生命機能を個体として探る 薬は、体全体に作用します。したがって、薬の効果を判定したり、新しい作用を持つ薬を開発するためには、個体の中で営まれる生命現象を、システムとして理解することが必要です。その理解の鍵となる重要な生命機能を支える原理は、進化の過程で保存され、多細胞生物で共通です。私たちは、分子遺伝学に優れたショウジョウバエなどのモデル生物を研究材料に、多細胞生物が示す生命機能を、主に自然免疫と発生・再生に着目し、解析しています。これにより、感染症の克服や、新しい医療技術の開発を目指します。 代謝制御薬学分野 Molecular Biology and Metabolism 教 授 斎藤 芳郎 Saito Yoshiro体の仕組みを理解し、薬を創る 私たちの体は、数多くの“元素”から作られています。その中には全体の1%にも満たない少ない元素、“微量元素”と呼ばれる元素が存在しています。微量元素は、その量は少ないですが、私たちの体を一定にする(恒常性維持)上で重要な役割を果たしています。微量元素は、反応性の高い酸素(活性酸素)や有害物質から私たちの体を守る働きを担っているため、その量が減ると防御効果が減少して、健康が損なわれます。一方、微量元素が増えすぎても、糖尿病やがん、脳の病気を悪化することが明らかとなってきました。私たちは、微量元素の作用を分子レベルで明らかにし、その理解に基づく新しい治療薬・予防法の開発を目指して、研究を行っています。 モドミクス薬学分野 Modomics Pharmacology 教 授 魏 范研 Wei Fanyanモドミクス(Modification + Omics)の視点に基づく加齢性疾患に対する創薬 外界からの化学的・物理的・生物学的なストレス、あるいは疾患や加齢などの内的要因によって、我々の体の中では様々な生体分子がダイナミックに「化学修飾」を受けることで新たな機能を獲得し、細胞や臓器機能に影響を及ぼしています。 これらの修飾の網羅的な解析を「モドミクス(Modification + Omics)」と名付け、私たちは中でも特にRNA修飾に注目し、RNAモドミクスと代謝・免疫・老化などの生理機能やヒト疾患病態との関わりについて先進的な研究を行っています。□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ごあいさつ薬学部概要カリキュラム創薬科学科薬学科講義内容大学院分野(研究室)紹介卒業・修了後の進路など入試情報・奨学金教育研究施設組織図オープンキャンパスキャンパスマップ
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