東北大学 工学部 建築・社会環境工学科 社会基盤デザインコース/水環境デザインコース/都市システム計画コース
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岩舘 礼(岩手県立盛岡第三高等学校出身)平成25年3月修士修了 ●東北電力㈱ 土木建築部「人々の暮らしを支える仕事がしたい!」そんな想いから,インフラ整備に関わる土木工学の道を選びました。大学4年時に発生した東日本大震災で,停電・断水・ガス停止の生活を経験し,電気やエネルギーの大切さを実感。この経験がきっかけで電力会社に就職しました。「電力会社で土木?」と思うかもしれませんが,水力発電のダムや巨大な発電機を支えるコンクリート基礎,津波から発電所を守る防潮堤など,土木設備は多く存在しています。これらの構築・維持管理を通じて電気の安定供給に貢献しており,人々の暮らしを支える使命感ある仕事です。「我らこそ国の礎」は東北大学学生歌の一節。少し堅く感じるかもしれませんが,土木工学は社会の土台を築く,誇りある学問です。最先端の知が集まる東北大学で土木工学を学び,未来のインフラを一緒に支えていきましょう! 金子 友美(福島工業高等専門学校出身)令和3年3月修士修了 ●日本製鉄㈱ 名古屋製鉄所 土建技術室中学生のとき東日本大震災を経験し,無力さと共に土木工学の重要性を痛感しました。高専から東北現在は鉄鋼メーカーで,製鉄所の土木インフラの設計・維持管理に携わっています。特に東海地方で諸橋 拓実(新潟県立長岡高等学校出身)平成28年3月修士修了 ●内閣府(防災担当)風水害対策調整官土木工学は人々の生活に密接に関係しており,例えば,インフラ整備や災害対応などを通じて国土を守り形作ること,交通ネットマークの構築やまちづくりを通じて暮らしを豊かにすることなど,重要な役割を担っています。私自身,地元で中越地震や7.13水害を経験し,当たり前の日常がいかに尊いものか,生活を支えるインフラがいかに重要であるかを実感しました。東北大学に入学して土木技術者を志したのは,そうしたきっかけがあったからです。卒業後は国土交通省に入省し,気候変動の影響により激甚化・頻発化する水害から人々の命と生活を守るための防災・減災に関する業務に携わっています。お世話になった先生方や同窓生の方とお仕事をする機会もあり,大学で培った知識・能力に加え,人との繋がりも自分にとってかけがえのない財産になっています。未来を支える土木工学 ~我らこそ国の礎~社会の安心を支える「縁の下の力持ち」当たり前の日常を守り,支える大学に編入したのは,より高度な研究に挑み,社会に貢献したいという強い思いからでした。学びの場を移す挑戦は,視野を広げ,専門性を深める原動力となりました。将来発生が懸念されている南海トラフ地震に備えた高圧ガスタンクの耐震補強では,被害の最小化と迅速な復旧を目指し,日々技術を磨いています。土木は目立たない存在ですが,社会の安心を支える「縁の下の力持ち」です。この仕事は人々の暮らしを守る誇りを私に与えてくれます!社会環境工学(土木)の世界OB・OG からのメッセージ

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