s identfrom PreMessage05研究環境の拡充へ多面的なシステムづくり多様な支援で可能性を提供東北大学で、一緒に世界へ冨永総長のメッセージや略歴についてはこちらFavre(マリー・ピエールファーブル)氏に着任東北大学医学部医学科卒業、広南病院脳神経外科部長、東北大学大学院医学系研究科教授、東北大学病院臨床研究推進センター副センター長、東北大学病院長、東北大学理事・副学長などを経て、2024年4月より現職。専門分野は脳血管性障害の外科治療、脳神経外科学一般。主な受賞歴は「情報通信月間」総務大臣表彰、文部科学大臣表彰科学技術賞研究部門、一般社団法人日本脳神経外科学会佐野圭司賞など。選考にまつわる各部局の業務をサポートします。 この他、海外から来られた研究者が翌日からでも研究を始められるよう共通機器としての研究機器の拡充、研究者が自らの研究に専念できる業務体制の改革、若い研究者の論文を海外に発表するための費用の全額支援など、単に海外から研究者を招くだけでなく、すでに東北大学で研究している方、特に若手研究者の方により充実した環境を提供できるよう、多面的なシステムづくり、アップデートに取り組んでいるところです。 また、新たに“Chief Global Officer(CGO/包括的国際化担当役員)”という役職を設置。2025年4月より、フランス国立応用科学院(INSA)グループ国際開発担当シニア・アドバイザーのMarie-Pierreいただき、高い国際対応力を持った真のグローバルな大学を目指していきます。大学受験を控えている高校生の皆さんが入学され、大学院修了を経て研究者になる頃には、「研究等体制強化計画」に沿って徹底的な国際化が進み、世界に開いた「国際卓越研究大学」となっているでしょう。自然と協定校も増え、交換留学の選択肢の広がりはもちろん、各大学との共同研究や人材交流もますます盛んになっているPROFILE of the PRESIDENT 最長25年間にわたり国からの支援を受けて研究力向上を図る同制度。現在はまだ認定から数ヵ月という土台づくりの時期ですが、認定を見越してすでに着手していた事業もあります。その一つが「Human Capital Management(HCM)室」の新設。研究者人材部門、経営スタッフ人材部門など4つの部門で構成された同室は、研究ユニット主宰者(PI)を中心とした機動的な研究体制の確立に向け、戦略的な人事を実行するための組織です。具体的には、これから東北大学に来ていただく研究者や教授に昇格される方の審査、人事戦略に即した研究者の招聘相談など、主に人材と考えます。世界中の優秀な研究者が、東北大学の優れた研究環境を求めて集まる。そんな光景が日常になっているはずです。 東北大学の魅力を世界中に発信するために我々が立てたスローガン「MOVE AND SHAKE.知の加速が、世を動かす。」には、自ら動き、人の心を動かし、そして人の心を震わせるような研究者になる、育てるという決意が込められています。本学には、勉学・研究だけでなく、クラブ活動やボランティア活動に取り組み、人脈を広げ、人間性を磨く機会が満ちています。そして、学生の皆さんが望むこと、目指すことに対して寄り添い、あらゆるサポートで可能性を提供できる大学であると自負しています。ぜひ東北大学で思いきり成長して、一緒に世界を目指していきましょう。冨永悌二総長の略歴
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