平成30年度 筑波大学入学案内
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共通科目について―筑波大学の教養教育筑波大学の教養教育は、❶専門教育を支える幅広い基礎の構築(基盤教育)、❷専門人・社会人としての高度なコミュニケーション能力の育成(アカデミック・リテラシー)、❸専門に偏ることのない豊かな人間性と高い倫理の涵養(ヒューマニティ)、❹社会に応える目的意識の形成(キャリア)の4つを目標として、以下のような科目を開設しています。◆総合科目(全学必修):入学初年時に履修する総合科目Ⅰ(フレッシュマンセミナー、初年次導入科目)、多種多様な領域を幅広く学び、大学レベルにおける生涯学習の第一歩を踏み出すための総合科目Ⅱ、そして社会で活躍するために必要となる広い視野、学際的な視点などを涵養するために高学年で履修する総合科目Ⅲで編制されています。フレッシュマンセミナーは、大学での学習と生活スタイルの基礎を固め、順調に大学生活をスタートアップさせるための科目です。総合科目Ⅱは理系的な科目群A、文系的な科目群B、文理融合的な分野である科目群Cで構成されています。また総合科目Ⅲは総合科目Ⅱを発展させた科目群D(理系)、E(文系)、F(融合)、および総合科目Ⅰの発展科目である科目群Gの4つの科目群で構成されています。 トップアスリートの指導による魅力あふれる授業が多数開設されており、基礎から発展へと4年間を通じて履修することも可能です。◆外国語(全学必修):「第1外国語」、「第2外国語」として英語と初修外国語を学びます(「第2外国語」は一部の学群・学類が必修)。英語は「読む」「書く」「聞く」「話す」という4技能に対応した科目で構成され、学士課程後半での専門的な英語運用能力へとつなげていきます。「第1外国語」「第2外国語」ともに上級者向けの応用科目が開設されています。◆情報処理(全学必修):コンピュータに接して、その仕組みと情報処理の基礎を学びます。 さらに高度な内容(インタラクションデザイン、Java等)を学びたい人のための上級コースも開設されています。◆国語(一部の学群・学類で必修):レポート(論文)作成の基礎、応用・発展、総合的な表現能力の向上を目的として、日本語運用能力を系統的に修得するカリキュラムが用意されています。◆芸術:国際的に「芸術」は大学におけるリベラルアーツ(教養)教育の重要な一分野を占めています。これからの調和的で持続可能な社会を発展させるために獲得すべき、バランス感覚や自己表現能力の育成をめざしています。◆自由科目(特設):ドイツ語、中国語、ロシア語を現地の大学で学ぶ科目や、「障害学生支援技術」「青木彰記念・ジャーナリズムとメディアの現在」「裁判員制度を体感する」など特徴的な科目が開設されています。総合科目の例総合科目Ⅰ初年次導入科目筑波大学特別講義―大学と学問―知の探検法ワーク・ライフ学筑波大学と嘉納治五郞総合科目Ⅱ科目群A現代物理学への招待Aジオパークの世界生活を支える工学システムマルチメディアの舞台裏Ⅰ放射線と生命科目群B「知ること」とは何かⅠ民族の世界Ⅰ言葉の万華鏡Ⅰ学校を考えるⅠデザインとくらし科目群C心の実験室1障害と共に生きるⅠ筑波大学から診る環境問題自然保護学入門競馬の世界総合科目Ⅲ科目群D情報技術と数理工学知的なシステムをつくるⅡ科目群E日本とは何かⅢ国際社会における戦争と平和科目群F記録遺産学都市・地域・環境を探るⅢ科目群Gアカデミック・コミュニケーション1―伝えるための基礎―グローバルリーダー養成講座16◆体育(全学必修):整備された体育施設において、ジョグ&ウォーク、サッカー、テニス、バレーボール、バスケットボール、柔道、ゴルフ、水泳、ダンス、インラインスケート、フィットネストレーニング、ボディ・ワーク、野外運動、トリム運動など多彩な科目から選択して受講します。またキャンピング、スノースポーツやマリンスポーツの集中実技も開設されています。10

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