平成30年度 筑波大学入学案内
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学群生の自主的な研究活動を支援します! 高校生のみなさんは「大学に入ったら、好きな研究ができる!」と思っているかもしれません。でも、残念ながらそれは間違いです。多くの大学では、自分の好きなことを研究テーマとして、研究室で研究できるようになるのは4年生からになります。 でも、筑波大学は違います。筑波大学には「先導的研究者体験プログラム(Advancing Researcher Experience: ARE)」という制度があり、自分のやりたい研究を大学1年生から行えるのです。もちろん、単に「やりたい」というだけではダメで、研究計画書を作成し、審査を受けて採択される必要はあるのですが、採択されれば、アドバイザ教員の指導のもと、研究のレベルに応じた研究費をもらいながら、研究ができます。大学に入ってすぐに、好きな研究をしよう!先導的研究者体験プログラム AREに応募可能なのは、筑波大学の学群1~3年生です。平成28年度は43名の学生が参加し、研究活動を行ってきました。 大学入学前に研究経験があり、今すぐ研究を始めたい人はもちろんですが、「これまで研究の経験はないけど、研究をしたい!」という人も、研究交流室で研究計画書の書き方指導等のサポートを受けながら計画書を作成することができます。また、「研究者入門」(春学期)という授業を受けて、研究者について基本的な知識を学ぶこともできます。 大学に入ったら自分の大好きな研究をとことん極めたいあなた。是非、筑波大学に入って、AREに応募してください!認定式の様子研究発表会の様子文部科学大臣表彰 受賞学生のコメント このたびは、第3回サイエンス・インカレにおいて文部科学大臣表彰を頂戴し、誠に光栄に思うとともに、これまでの研究生活を振り返って感慨深いものがあります。発表したテーマ自体はインカレのために新たに立ち上げたもので、継続的な研究の集大成というわけではありませんでした。しかしながら、研究や発表の経験の積み重ねが、今回のテーマでも多分に活かされました。私が様々なテーマで研究し発表を行えたのは、AREによるところが大きいと強く感じています。数多くの大学の学生研究支援プログラムや、そこでの研究を見て参りましたが、学生が独自のテーマを自身の手で進めるということを重視するARE の在り方は、際立った特長であるように思えます。この独自性・主体性こそが研究活動の要であり、今回の表彰もこの点を特に評価されたものであると考えております。今後とも多くの学生が自ら研究を行い、存分に力を発揮することで大学を盛り上げ、ひいては諸分野の発展につながることを願うものであります。(所属・学年は第3回サイエンス・インカレ当時)生命環境学群 生物資源学類 4年135129

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