平成30年度 筑波大学入学案内
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必修科目・選択科目・自由科目 必修科目と選択科目は高校にもありますからイメージしやすいでしょう。ただ、高校に比べて大学は選択の幅が大きく、それは専門教育に進むにつれ広がっていきます。学年が上がるに従い、ひとりひとり学ぶ専門領域が異なってくるからです。高校と大学の最も大きな違いの一つは、この学びの多様性にあります。 さらに筑波大学では自由科目が設けられています。自由科目とは選択科目よりもさらに幅広い科目群の中から自由に選択して履修する科目のことです。 卒業のために必要なこれらの科目の内訳は専門学群や学類によって異なりますが、学生は各々の興味、関心、適性、将来の進路などを考えながら選択科目や自由科目を履修していくことになります。 何を勉強するためにどの授業を受けようか、毎年4月になるといろいろと考えたり、迷ったりすることになりますが、そのときみなさんは大学生であることを実感するでしょう。多様な授業の方法 大学の授業はその方法によって、講義、演習、実験、実習、実技といった種類に分かれています。講義は教員が言葉や問いかけで知識や考え方を伝える授業のことで、高校の教育方法に近いものです。演習は講義で得た知識や技能をもとに特定の課題や問題について発表したり検討したりする少人数の授業です。 実験、実習は講義等で習ったことを実験室や実際の現場などで実物を用いて試したり学んだりする授業、実技は技術を磨く授業と言えます。 このような実際に時間割に組み込まれる授業の他に、教員の指導を受けながら学生ひとりひとりが各自で進めていく卒業論文・卒業研究や、芸術等の分野では個人指導による実技の授業がありますので、特に時間割が決まっていない授業科目もあります。徐々に専門科目が増えるくさび形カリキュラム次年 4次年3次年 2次年 1基礎科目(共通科目・関連科目)専門科目専門基礎科目(卒業研究)教職科目次年6次年5次年4次年3次年 2次年 1基礎科目(共通科目)基礎科目(関連科目)専門科目専門基礎科目医学群医学類以外の学群・学類医学群医学類1912

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