平成30年度 筑波大学入学案内
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卒業論文 卒業論文は、日本語・日本文化学類で学んだことを基礎に、学生自身がテーマを決めて研究を行うもので、いわば大学での学業の集大成というべきものです。3年生の後半には指導教員が決まり、およそ1年間かけて各自のテーマを追究していきます。図書館でたくさんの文献にあたったり、学外に出てデータを収集したり、集めたデータを分析したりと苦労も多いですが、それ以上に多くのものが得られます。研究を発展させるため大学院に進学する人もいます。最近の卒業論文から●●●●●●●●●●●●●●●●●日本語・日本文化修了証プログラム いま私たちが生きる時代は、日本語と日本文化を学術的に探究する力(理解力)、それを様々な文化的背景を持つ人々に伝達できる力(コミュニケーション力)、生きた経験から学ぶ力(実践力)などが求められています。日本語・日本文化学類は、グローバル化する新時代に相応しいこの3つの能力を習得し、国際性豊かな感性を磨くために、「日本語・日本文化修了証プログラム(通称CP :Certi cate Program)」を提供しています。 これは、所定の単位を履修することで、卒業時に授与される学士号とは別に、日本語教育力や異文化コミュニケーション力を保証する証明書が発行される仕組みです。●日本語教育力強化プログラム(日本語CP)●異文化コミュニケーション力強化プログラム(異文化CP)の2つがあります。明確な到達目標があるので、能力を高めながら、将来設計の必要性を意識することができます。更なる学習の動機づけにもなります。 詳細は日日HPをご覧ください(「修了証CP」で検索)。教員とのランチミーティング日本語・日本文化研修生の修了式資格など 卒業要件以外に「教職科目」や「博物館学」の単位を修得すれば、教員や学芸員の資格が得られます。取得できる資格教員免許  中学校一種免許状(国語、社会)      高等学校一種免許状(国語、地理歴史)社会教育主事、学芸員、司書教諭34大阪府泉北方言における可能表現の使い分けの実態日本語母語話者の英語慣用句学習について ―語源・絵・例文の学習効果を中心に―「カレーの街よこすか」成立の背景と展開LINEでの「誘い」場面における談話展開の一考察 ―談話構造と配慮表現の観点から―食表現における音象徴語の意味研究 ―共感覚の視点から―星の和歌研究 ―勅撰和歌集を中心に―意見対立の際の言語行動 ―演劇作品の制作過程を例に―副詞的修飾成分の語順と文の階層性との関わりについて現代社会における食文化の意味 ―ユネスコ無形文化遺産とソフト・パワー―日本語動詞の「タ」形と「テイル」形の交替 ―過去の副詞との共起を中心に―小学校国語検定教科書における宮沢賢治教材の変遷 ―戦後から昭和63年にかけて―葬儀の変化とその社会的背景について ―浜松市細江町氣賀を事例に―指示代名詞ソノの後方照応文の観察と検討 ―代行指示を中心に―大学生の政治的無関心 ―安全保障法案についての反応に着目して―JSL高校生受け入れに対する教職員の動きと求められる役割 ―A高校における事例研究―アニメーション作品における悪役の音声的特徴について ―ディズニー作品を手掛かりとして―文内の漢字と仮名の黙読に音韻的要素が与える影響28

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