2019年度 筑波大学入学案内
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 自分の学んだことを社会で活かすには、往々にして、幅広い専門性が要求されます。また、社会において専門を異にする人々と協業を行うには、自分の専門知識を相手にわかりやすく伝えると同時に、様々な専門知識を幅広く身につけた上で相手の考えを理解することが必要です。例えば、民間ロケット開発の分野では、ロケットそのものの開発に航空力学や物理学などの学問分野がかかわるのはもちろんのこと、実際にロケットを打ち上げる上で法律関係の知識や資金を集めて運営するための経営学の知識が必要になるなど、異なる専門的背景をもつ人々がそれぞれの専門性を活かし協力して開発を行っています。 筑波大学では、学生が四年間の学修を通して自分の専門を深める過程で、様々な学問分野における自分の専門分野の位置づけを理解することが出来るようになります。様々な背景を持つ人々と共同しつつ、自分の専門性を存分に発揮できる人材を育てます。様々な学問分野の中で自分の主たる専門の位置づけを理解しよう社会工学類開設国際総合学類生国際政治を経済学の視点で分析するために学んでいます医学類生看護学類開設看護学類生看護師になる基礎として学んでいます社会福祉を考える上で学んでいます工学システム学類生介護者をアシストするロボットを開発したいので学んでいます基礎看護学概論社会学類生教育学類教育投資の観点から教育制度を考えるために学んでいます企業法の立法や運用の基礎を知るために学んでいます医療保険の制度設計について学んでいます経済学の数理15

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