2019年度 筑波大学入学案内
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TWINSで作る自分の時間割 筑波大学では自分で科目を登録する必要があります。年度の始めなどで一年間に受ける授業を決めておくことを履修登録と言いますが、筑波大学の学生は、この作業をTWINSというオンラインシステムで行っています。 学生は履修申請期間中に、時間割を埋めていくような形でPCの画面上から科目を登録します。また自分の成績や単位の取得状況も確認することができます。ネット環境があればどこからでも接続できますので、自宅や学生宿舎から履修の登録や確認を行うことができます。必修科目・選択科目・自由科目 年次が進むにつれて、共通科目・専門導入科目→専門基礎科目→専門科目と学びの専門性が高くなっていきます。 大学の初年次には必ず履修しなければならない必修科目が多く配置されていますが、やがてひとりひとり学ぶ専門領域が異なってきます。学年が上がるにつれて選択科目の幅は高校と比べてはるかに大きくなります。高校と大学の最も大きな違いの一つは、この学びの多様性にあります。 さらに筑波大学では自由科目が設けられています。自由科目とは選択科目よりさらに幅広い科目群の中から自由に選択して履修する科目のことです。 卒業のために必要なこれらの科目の内訳は専門学群や学類によって異なりますが、学生は各々の興味、関心、適性、将来の進路などを考えながら選択科目や自由科目を履修していくことになります。多様な授業方法と単位制 大学の授業はその方法によって、講義、演習、実験、実習、実技といった種類に分かれています。講義は教員が言葉や問いかけで知識や考え方を伝える授業のことで、高校の教育方法に近いものです。演習は講義で得た知識や技能をもとに特定の課題や問題について発表したり検討したりする少人数の授業です。 実験、実習は講義等で習得したことを実験室や実際の現場などで実物を用いて試したり学んだりする授業、実技は技術を磨く授業と言えます。 これらの授業の履修によって学生は単位を取得していきます。高校の教育課程も単位制で成り立っていますが、多くのみなさんはあまり実感がないかもしれません。しかし大学ではこのように数多くの科目が多様な形態で提供されており、ひとりひとりが学ぶ内容は大きく異なります。そのため学修の時間は単位に置き換えられ、学生は卒業するまでに定められた単位数を取得することになります。 筑波大学では、講義や演習は1時限(75分)の授業を10回受けると1単位取得できます(外国語や一部の演習を除く)。また実験・実習・実技で1単位を取得するためには1時限の授業を20回受ける必要があります(一部の実験・実習を除く)。筑波大学の一日 筑波大学の時間割は、1回の授業時間が75分、1日6時限となっています。1時限目は8時40分から始まります。休憩時間は15分ですが、2時限目と3時限目の間は50分ありますので、これがお昼休みとなります。 日課だけ見ると、朝早くから夕方遅くまで詰まっているように見えるかもしれません。確かに低学年では必修科目が多いので、時間割は窮屈になります。しかし決められた単位をきちんと取得してゆけば、学年が上がるに従い、時間割にはゆとりが出てきます。学生はその余裕を利用して他学類の授業を受講したり、演習の発表準備のために図書館で勉強したりしています。 最後の6時限目の終了が午後6時。部活・サークル活動はこの時間から。中には、議論や実験が長引き夜まで教室や実験室に居残る場合もあるかもしれません。また授業期間中は図書館が夜10時(中央図書館は夜12時)まで開館していますので、遅くまで勉強を続ける学生もいます。1時限:75分時限授業時間第1時限8:40 ~ 9:552時限10:10 ~ 11:253時限12:15 ~ 13:304時限13:45 ~ 15:005時限15:15 ~ 16:306時限16:45 ~ 18:0016

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