2019年度 筑波大学入学案内
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人文学類パンフレットの請求方法●http://www.jinbun.tsukuba.ac.jp/pamphlet/index.html からダウンロードできます。● 返信用の封筒(角形2号)を下記の請求先へ送付してください。返信用封筒には380円分の切手を貼り、請求者の住所、氏名を明記してください。なお、大学宛の封筒の表に「人文学類案内請求」と必ず朱書してください。請求先 〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学人文・文化学群 人文学類長室 (学生募集要項の請求先とは異なります。)●テレメールによる請求もできます(p.175 資料請求番号は541380)哲学哲学・倫理学コース、宗教学コース史学日本史学コース、ユーラシア史学コース、歴史地理学コース考古学・民俗学先史学・考古学コース、民俗学・文化人類学コース言語学一般言語学コース、応用言語学コース、日本語学コース、英語学コースコースに定員はないので、要件を満たせば全員が希望するコースに進むことができます。(なお、文学関係の専攻コースは比較文化学類に設置されています)。主専攻とコース教員からのメッセージ村上 宏昭 助教(史学主専攻西洋史コース)卒業論文特長4年後に身に付く力❶ 専門的能力:人文系の学問の専門的知識や考え方を基盤として、文字資料や非文字資料を読み解き、主体的かつ創造的に理解する力。❷ コミュニケーション能力:日本語、外国語、コンピュータなどを駆使して自分の考えを明快に伝え、他者の考えを柔軟に理解する力。❸ 想像力:「人間とは何か」という問いに根ざし、広い視野から現代世界の諸課題に積極的にかかわり、人類の未来へとまなざしを向ける力。群学工理群学報情群学医群学門専育体群学門専術芸群学境環命生群学間人群学化文・文人群学際国・会社25※平成31年度より上記のコース編成(コースの名称は平成30年4月段階のもの)となる予定です。 皆さんが大学生になった途端、頻繁に耳にするであろう一つの言葉があります。「研究」という言葉です。研究? 実験室で白衣をまとい、顕微鏡を覗いてウィルスの構造か何かを調べることでしょうか。はたまた夏休みの「自由研究」のように、朝顔の変化を観察し、日々記録するあの作業のことでしょうか。もちろんこれらも立派な研究です。しかし、それはあくまで広い意味での研究の一環でしかありません。 実はこの研究という言葉に、高校までの勉学と大学での学問との違いが集約されています。高校までは、基本的にあらかじめ用意された問題と解答がありますね。しかし大学ではそのようなものは与えられません。自分の手で独自の問題を見つけなくてはいけないし、さらにそれに対して自分なりの答えも提示しなければならない。そしてこの「自分で問題を見つけて自分で答えを出す」ことこそ、研究なるものの最大の特徴、しかも特に人文系の研究で著しい特徴なのです。 そもそも現代社会には、まだ誰も気づいていない問題が山積していますし、一つの解決が別の問題を生み出すこともよくあります。大学で課される研究とは、まさにこうした人間社会の在り方に対処する能力を養うための、一つの訓練となるわけです。つまり、研究を通じて培われる「問題発見能力」と「問題解決能力」は、同時に現代社会を生きていくため、そしてこの社会を改善するために必須となる、二つの基本能力に他ならないのです。哲学主専攻:モンテーニュにおける徳について / カントの最高善の位置付け / 日本と西洋の死生観の比較を通した臓器移植の考察 / 絵画からみる聖母マリア観の変遷 / ギリシア神話と日本神話の比較研究史学主専攻:戦前期のラジオ放送 -「慰安放送」を中心として- / 満洲人の「漢化」の実像-漢籍翻訳と翻訳科挙に注目して- / 古バビロニア時代の書記教育-シュメル語文学テキストの記録と記憶- / アメリカにおける東欧系ユダヤ人のコミュニティ形成と生活 / 山中漆器工場団地造成に伴う地域構造の変化考古学・民俗学主専攻:縄文時代における人とイノシシの関わりについて / 古代ローマにおける円形闘技場の社会的機能 / 福来みかんの利用にみる地域資源活用 -茨城県筑波山麓を事例に- / 難民を制度として利用する者-人類学的考察言語学主専攻:事象関連電位を援用した日本手話理解の考察 / LINEアプリを用いたコミュニケーションの構造と特徴の分析 / Construction of a Writing Support System for Japanese EFL Braille Users(点字を使用する日本人英語学習者へのWriting支援システムの構築) / 近世上方語における複数接尾語-「タチ」「ドモ」を中心に- / On the Tense Interpretation in English and Japanese Conditionals / フランス語における若者ことば「verlan」の言語学・社会学的研究 / コーパスデータを用いたドイツ語における分離動詞の分析-結果を表す前つづりaufと基礎動詞の関係- / 現代ロシア語における副詞の数量的研究21

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