2019年度 筑波大学入学案内
35/178

社会学類パンフレットの請求方法● 返信用の封筒(角形2号)を下記の請求先へ送付してください。返信用封筒には205円分の切手を貼り、請求者の住所、氏名を明記してください。なお、大学宛の封筒の表に「社会学類案内請求」と必ず朱書してください。請求先 〒305-8571茨城県つくば市天王台1-1-1筑波大学社会・国際学群社会学類長室(学生募集要項の請求先とは異なります。)● テレメールによる請求もできます(p.175 資料請求番号は561540)教育内容 1・2年次には、社会学・法学・政治学・経済学という4つの主専攻の専門科目履修のベースとなる専門基礎科目を中心に学びます。 専門基礎科目や一部の専門科目を通じて、社会科学の基本知識を横断的に幅広く身に付けた後、2年次終了時に主専攻を選択します。 3・4年次は、主専攻の専門科目を重点学習し、その分野のプロとしての実力を身に付けるとともに、他の主専攻分野を平行して学ぶことで広い視野と総合性を獲得します。特長4年後に身に付く力❶ 広い視野と総合性:国内外で発生する社会問題に対し、社会科学(社会学・法学・政治学・経済学)の多様な角度からアプローチできる総合的な能力と資質。❷ 専門性と論理的表現力:少人数の専門演習科目における口頭報告や論文指導を通して培われる専門知識に基づく論理的表現力。❸ 課題発見・問題解決能力:社会問題の中から主体的に課題を発見し、積極的に情報・資料収集をするとともに、課題解決につなげる能力と主体性。政治学の演習「現代政治分析演習」の授業風景です。社会学類の専門演習(ゼミナール)は、少人数制に基づく、きめの細かい指導を特徴として います。現代社会に対する学生一人一人の問題関心を踏まえ、参 加学生による研究報告や討論および、卒業論文・ゼミ論文の執筆 指導等を通じて、社会科学的に考えるための思考訓練を徹底して 行います。経済学演習の1コマ:工場見学日立市にある工場のクリーンルームを見学した時のものです。経済学主専攻では、経済の理論と歴史をバランスよく学ぶことで、現代の様々な経済問題を分析する能力の養成を目指しています。そのため、大学キャンパスを飛び出して工場のものづくり現場や日本銀行、証券取引所の見学など実習的な取り組みも行っています。社会学類へようこそ―私たちが重視する2つの点―社会学類長平沢 照雄群学工理群学報情群学医群学門専育体群学門専術芸群学境環命生群学間人群学化文・文人群学際国・会社37 筑波大学社会学類は、50年前の開学当初から今日に至るまで、社会の様々な分野に優秀な卒業生を送り出してきた伝統と実績のある看板学類の1つです。社会学類は多くの特色と魅力をもっていますが、ここでは私たちが重視している点を2つに絞って紹介します。 1つは、学生が社会科学の4分野(法律、政治、経済、社会)を幅広く学ぶことを推奨し、そのような教育プログラムを提供している点です。皆さんもご存じのように、21世紀の現実社会では、グローバル化やボーダレス化がますます進むとともに、ダイバーシティ(多様性)が重んじられつつあります。 これは大学で学ぶ場合も同じです。現代社会を分析・理解する場合にも、法律だけ、経済だけを学べば良いといった時代ではなくなってきています。むしろ1つの狭い領域に閉じこもることなく、様々な分野の多様な見方や知識を学ぶことが大切です。またそのように考える学生にこそ社会学類で学んでほしいと考えています。 2つめは、グローバルとローカルの双方の視点を兼ね備えた学生の育成を重視している点です。今日、折にふれ「グローバル~」という文言が目に付きますが、それだけでは一面的です。現代社会では、グローバル化が進めば進むほどローカルな問題の解決も同時に課題となっています。社会学類で幅広く学ぶなかで、グローカル(=グローバル+ローカル)な視点を身につけてくれることを、私たちは期待しています。 皆さんは、「すぐに役に立つ」ことは「すぐに役に立たなくなる」という言葉を知っていますか。伝統と実績のある社会学類で学ぶことで、時の流行に左右され、すぐに陳腐化してしまうことのない基礎と、斬新で柔軟な考え方を是非身につけてください。33

元のページ  ../index.html#35

このブックを見る