2019年度 筑波大学入学案内
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 現代社会が直面する複雑・多様な諸問題は、もはや伝統的な学問の個別領域で単独に解決することが困難となって経済システム主専攻)、企業・経営(経営工学主専攻)、都市・地域(都市計画主専攻)に関する社会問題に対して、そのメカニズムを科学的・客観的に理解し、新たなよりよい社会システムを提案できる未来構想人材の育成を行っています。 1年次の学生は主として基礎的科目(情報関連科目、数学関連科目、専門基礎関連科目)を履修します。特に専門基礎関連科目は3主専攻の専門科目への入門的な性格を持ち、実践的活用を重視するため、社会工学実習、情報リテラシー演習、プログラミング実習等の実践的科目を専門基礎科目群の一部として位置付け、2年次以降の専門課程にスムースに移行できるように配慮しています。 2年次から学生は主専攻に所属し、専門科目を履修します。各学生は、1年次の勉強をふまえ、自由に主専攻を選択できます。主専攻の変更や、他の主専攻の教員から研究指導を受けることも可能であり、この自由な教育研究環境がには入門的な専門科目を、3年次と4年次の学生にはより高度な専門科目を学習できるようにカリキュラムを工夫しています。う科目群に分けています。具体的には、社会経済システム主専攻には「計量分析システム」・「国際・公共システム」・「戦略行動システム」の3エリアが、経営工学主専攻には「マネジメント」・「情報技術」・「数理工学モデル化」の3エリアが、そして都市計画主専攻には「環境とまちづくり」・「都市構造・社会基盤」・「地域科学」の3エリアがあります。幅広く専門領域を学習し総合的・学際的な問題解決能力を醸成するためにも、所属する主専攻の専門科目だけでなく、他の主専攻の専門科目を履修することを卒業要件として課しています。 人間行動が複雑に絡み合う社会的諸問題を工学的・実践的・戦略的に分析するために必要な文理融合型思考能力を持ち、総合的な問題解決のためのシステムを設計できる人材を養成します。[ 人材養成目的 ]理工学群社会工学類8884社会工学類理工学群http://www.sk.tsukuba.ac.jp/College/

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