2019年度 筑波大学入学案内
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情報メディア創成学類パンフレットの請求方法 ● パンフレット等は、学類のWebページからダウンロード可能です。http://www.mast.tsukuba.ac.jp/●テレメールによる請求もできます。(p.175 資料請求番号 541290)学生の声坂下 申世平成26年入学 1~2年次では数学、プログラミング、コンピュータリテラシなどを始めとして、情報メディア技術の基礎となる数理・技術に関わる科目を重点的に学びます。それと並行して、コンテンツ表現演習、コンテンツ応用論など、優れたコンテンツを評価し創造するセンスを養う科目や、技術を人間的側面から科学的に評価するために欠かせない認知科学などの科目もあります。 それらの基礎的な勉強を踏まえて、3~4年次では情報メディア技術が対象とするコンピュータサイエンスやネットワークメディア、コンテンツテクノロジーなど、多彩な分野の高度な内容について、様々な専門科目で学びます。 科学技術に関する科目に加え、知的財産などの社会制度に関する科目、科学技術の流通やビジネスに関する科目なども用意されています。 また、演習や実習を重視し、本学の教員だけでなく、産業界で実際にコンテンツ開発などで活躍している方々をお招きしてのプロジェクトベースのグループ授業なども行われ、映像、音響、Web、ソフトウェアなどを実際に作成し、実践的な力を身につけます。ビやラジオの放送などの情報を伝える流通経路全般のことを指します。 そして、確固たる情報技術の知識の上に、コンテンツを扱う情報機器や手法に関する技術的な知識や技能、実際に様々なコンテンツを制作・デザイン・評価したりビジネスにつなげるセンス、ネットワークの仕組みや管理に関する技術的な知識や技能、ネットワークの効果的な利用法やネットワークを使ったビジネスのセンスなどを身につけ、これからのネットワーク社会における中核として活躍できる技術者、研究者を育成します。専門として学べる内容 コンピュータ、ネットワーク、コンテンツ、メディアの世界がダイナミックに変容している現代社会において、情報メディア技術は、コミュニケーションによる人間の可能性を飛躍的に拡大する推進力です。このような現状を踏まえて、情報メディア創成学類では、コンピュータサイエンスを基礎とする情報メディア技術の総合的な能力を修得し、それを土台にニーズに応じて自由に科目を選べる1主専攻でのカリキュラム構成になっています。鈴木 健太平成27年入学群学工理群学報情群学医群学門専育体群学門専術芸群学境環命生群学間人群学化文・文人群学際国・会社97Q 志望した動機は?小学校高学年のときに自分のパソコンを買ってもらってから中学3年生まで、絵をかいたり、動画・画像編集したり、ウェブページを作ってみたりして、何か新しいものや面白いものを自分で作り出すことが好きになりました。高校生になって、コンピュータを用いたあらゆるコンテンツやメディアについて学べる大学に行きたいと感じるようになり、そんな中で、情報メディア創成学類のカリキュラムや環境に魅力を感じ、「ここで学びたい!」、と強く感じるようになりました。Q 今一番夢中になっていることは?授業で学んだ知識やノウハウをアウトプットする場として、友達とハッカソンなどのイベントに出て面白いものを作ったり、ゼミに参加して研究をしたりしています。ハッカソンでは、新しいコミュニケーションのためのWebアプリケーションを開発したりしました。また、研究では、KinectやIMUなどのセンサーを使って、自分の好きな分野の研究をしています。同じ興味や志を持った大学の仲間と一緒に、励ましあって勉強や研究ができるということは、とても楽しく、また、人生の中でとても価値のあるときだと思います。Q 入学してみての印象は?学ぶということに関して自由度が高く、学生は多様かつ個性的な人が多い印象です。学類では、情報学という専門性と、それをどう応用するかという学際性を求められます。授業では、音楽、映像、CG、認知科学等、様々な分野を扱っており、自分の興味や能力に応じて学んでいくことができます。何かをやりたい!と思った時には、一緒にやろうと集まる友人、相談に乗ってくれる先輩や先生、作業できる環境が整っています。Q 大学に入っての活動で印象に残っているもの自分はメディアアートとメディアに関する研究がしたいと思い、この学類に入学しました。メディアアートとして、芸術専攻や同じ学類の仲間と幾つかの作品を製作しました。自作のスクリーンにVJでプロジェクションマッピングするシステムや、自転車の置き方にインタラクションする自転車置き場を製作したことが印象に残っています。様々な専門を持つ人と一緒に活動しやすい点が筑波大学の良さです。メディアに関する研究は、大学の先導的研究者体験プログラム(ARE)を通じて、レーザープロジェクターの開発をしました。主体性さえあれば、授業外でも学ぶことができる環境がある点も良さの1つだと感じました。93

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