2020年度 筑波大学入学案内
6/178

University of Tsukuba Prospectus 2020 かつて生活していた中国で感じたのはエネルギーの重要性。自分の研究分野を用いてクリティカルに世界を変えるためには、エネルギー問題に取り組むしかないと思いました。現在は、理想の電池を追求するため、従来の白金触媒よりも安価な、炭素触媒の研究をしています。研究の時点で、社会にどのように貢献していくかを考える。筑波大学での研究生活を通して、その重要さに気づきました。理学と工学、その両方の知見を活かして燃料電池を開発し、それを燃料電池車として販売するのが、今描いている将来像です。金成翔 Seisho Kin理工学群工学システム学類2年研究は常に社会実装を見据えてすべてをサッカーの糧にする 川崎フロンターレのユース時代の同期はみんな、プロの道へ進みましたが、自分の実力はまだまだだと思い、筑波大学に進学しました。ここに来たからこそ得られた点のひとつは、トレーニングをしていない時間も大切にできるようになったこと。例えば、食事や、筋トレの後に体を休めることなどを意識するようになりました。現在は、卒業後のプロ入りが決まっています。1年目に東京オリンピック、そして3年目にはカタールワールドカップへの出場を目指し、ゆくゆくは海外でも活躍できるようになりたいです。三笘薫 Kaoru Mitoma体育専門学群3年※ 本誌に載っている学生の学年は、2019年3月現在のものです。4 かつて生活していた中国で感じたのは、エネルギーの重要性。研究によってクリティカルに世界を変えたいと思い、エネルギー問題に取り組もうと考えました。現在は、従来の白金触媒よりも安価な、炭素触媒の研究を通じて、理想の電池を追求しています。 研究の段階で、社会にどのように貢献していくかを考える。筑波大学で、その大切さに気づきました。将来、自分が開発した燃料電池を搭載した自動車が、実際に街中を走る姿を思い描きながら、研究を進めています。 ユース時代の同期はみんな、高校からプロの道へ進みましたが、実力をもっと高めたいと思い、筑波大学への進学を選びました。だからこそ得られたことの一つは、トレーニングをしていない時間も大切にできるようになったこと。例えば、食事の摂り方や、筋トレの後に体を休めることなどを意識するようになりました。 卒業後のプロ入りが決まっていますが、東京オリンピックやカタールワールドカップなどへの出場も視野に入れ、いずれは海外でも活躍できる選手になりたいです。

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る