筑波大学入学案内 2021
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教員からのメッセージ青柳 悦子第1類長(人文社会系 教授) 大学での学びの期間を皆さんが存分に生かすには、高校まで以上に、自分の問題意識や関心を磨くことが大事です。特定の学術分野に飛び込んでしまう前に、総合学域群に所属することで、専門化された学問領域を横断する視野を養えることは、皆さんにとって大きなメリットになります。きっとそこから、自分らしさを生かせる課題が見えてくることでしょう。専攻したい分野を時間をかけて見つけるためにも、またその後にも役立つ幅広い知的好奇心をはぐくむためにも、大学生活をここでスタートしてみませんか?第3類長(生命環境系 教授)松井 圭介 総合学域群の最大の魅力は、自分の学びたい分野(学類・専門学群)を入学後に決められること。例えば生物学類と生物資源学類、応用理工学類と工学システム学類、皆さんには違いがわかりますか?入学後に先輩から話を聞いたり、実際に講義を受けたうえで希望学類を選択する。文理の壁さえも(意欲と能力次第で)越えられる。それが総合学域群です。希望分野の人気が高ければ、入学後の競争もあるでしょう。でも勉学は大学生の本分、大学進学は目的ではなく、将来を切り拓くための手段なのです。高校時代まで触れることのなかった学問を知り、新たに興味をもつ分野が生まれるのが大学生活の醍醐味。そんな皆さんのつくばライフを本気で応援いたします。加賀 信広アカデミックサポートセンター長(人文社会系 教授)アカデミックサポートセンターは、総合学域群の学生さんを支援するために、新たに設置される組織です。ここには、各学類・専門学群の教育内容を熟知しているアドバイザーの先生方、全学の教育システムに通じているベテランのコーディネーターの先生方、履修や移行について個々の相談にも応じてくれる専門スタッフなどが所属しています。専門スタッフは本学の卒業生や、みなさんにとって比較的年齢が近い人もいます。事務職員や大学院生のティーチング・アシスタントとも力を合わせて、総合学域群生の学びと生活を精一杯「サポート」します。筑波山のふもと、研究学園都市にある、筑波大学でお待ちしています。中谷 清治第2類長(数理物質系 教授) 高校までに様々な分野を勉強し、興味を膨らませてきたことと思いますが、大学で学修すると考えていたものと異なると感じる分野が多くあります。例えば、高校まではこの分野は物理と直接関係ないと思っていたのに、大学ではこんなに物理が重要なのかと思う分野等があります。また、基礎的な分野と応用的な分野、同じ学問をベースにしても面白さが異なります。いろんな分野の学問に触れて、自分の分野を見つけ、将来について考えることができるのが、総合学域群の特徴です。私も大学1年生のとき、入学した分野と異なる分野に変更しようと悩みました。共に悩み、考えましょう。サポート体制について類・クラス入学して所属する類(第1類、第2類、第3類)、そしてその中のクラスが、皆さんの大学生活初年度の基本単位です。クラス担任が、実施するフレッシュマン・セミナーなどを通じて、皆さんの修学や学生生活全般について助言や相談に応じます。また、クラスや類において複数回履修等のガイダンスを実施する予定です。アカデミックサポートセンター総合学城群の学生は入学してからの学びのなかで、将来の進路や自分の関心、適性にあった学類・専門学群を選択します。入学直後は、自分の興昧・関心が定まらず学類等の選択や科目の選択に迷うかもしれません。アカデミックサポートセンターでは、志望する移行先の絞り込みの助言や適切な履修計画・進路選択等をしっかりとサポートします。全学学生支援組織保健管理センター/学生相談室・総合相談窓口/ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター(DACセンター)筑波大学のすべての学生に向けて、健康面や学修面などをサポートする体制が用意されています。積極的に活用してください。サポート体制について12

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