筑波大学入学案内 2021
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retsam う問を方りあな的社会学類パンフレットの請求方法● 返信用の封筒(角形2号)を下記の請求先へ送付してください。返信用封筒には205円分の切手を貼り、請求者の住所、氏名を明記してください。なお、大学宛の封筒の表に「社会学類案内請求」と必ず朱書してください。請求先 〒305-8571茨城県つくば市天王台1-1-1筑波大学社会・国際学群社会学類長室(学生募集要項の請求先とは異なります。)● テレメールによる請求もできます(p.171 資料請求番号は561541)教育内容 1・2年次には、社会学・法学・政治学・経済学という4つの主専攻の専門科目履修のベースとなる専門基礎科目を中心に学びます。 専門基礎科目や一部の専門科目を通じて、社会科学の基本知識を横断的に幅広く身に付けた後、2年次終了時に主専攻を選択します。 3・4年次は、主専攻の専門科目を重点学習し、その分野のプロとしての実力を身に付けるとともに、他の主専攻分野を平行して学ぶことで広い視野と総合性を獲得します。特長4年後に身に付く力❶ 広い視野と総合性:国内外で発生する社会問題に対し、社会科学(社会学・法学・政治学・経済学)の多様な角度からアプローチできる総合的な能力と資質。❷ 専門性と論理的表現力:少人数の専門演習科目における口頭報告や論文指導を通して培われる専門知識に基づく論理的表現力。❸ 課題発見・問題解決能力:社会問題の中から主体的に課題を発見し、積極的に情報・資料収集をするとともに、課題解決につなげる能力と主体性。政治学の演習演習の授業風景です。社会学類の専門演習(ゼミナール)は、少人数制に基づく、きめの細かい指導を特徴としています。現代社会に対する学生一人一人の問題関心を踏まえ、参加学生による研究報告や討論および、卒業論文・ゼミ論文の執筆指導等を通じて、社会科学的に考えるための思考訓練を徹底して行います。経済学演習の1コマ:工場見学日立市にある工場のクリーンルームを見学した時のものです。経済学主専攻では、経済の理論と歴史をバランスよく学ぶことで、現代の様々な経済問題を分析する能力の養成を目指しています。そのため、大学キャンパスを飛び出して工場のものづくり現場や日本銀行、証券取引所の見学など実習的な取り組みも行っています。ようこそ社会学類へ社会学類長篠塚 友一 われわれが生活している社会を理解し、ひいては社会の改善に資するようなアイデアを発見するための第一歩は、社会学、法学、政治学、経済学といった社会科学の専門分野の基礎的な考え方に触れることです。多様なものの見方に触れることで、以前は気がつかなかった問題に気がつくきっかけが生まれるかもしれません。社会学、法学、政治学、経済学において長年蓄積されてきた分析手法を学ぶことで、問題解決のための糸口を試行錯誤するための土台を作り上げることができるでしょう。多くの場合、社会経済生活のいくつかの側面が相互に関連しています。例えば、経済発展、少子化およびグローバル化は相互に関連しています。この相互依存関係を理解するための助けになるのが、社会科学の専門的知見です。社会学類では、まさにこのような素養を身に着けるためのカリキュラムが用意されています。大学生活 一人で試行錯誤していると堂々巡りになることがあります。そんなとき友人たちと、ともに学び議論することで、問題解決のための糸口が見つかるかもしれません。ディベートとは違い、どちらが議論に勝ったのかとかいうことは全く重要ではありません。重要なのは、試行錯誤すること自体からたくさんのことが学べるということです。勉強以外の分野での交流も充実した大学生活を送る上で重要かもしれません。市民として 英語のことわざ、No man is an island、を知っているでしょうか。人は互いにつながりがあり、相互に依存している、ということを意味することわざです。ところが、新型コロナウィルス感染の脅威のため、人と人とのつながり方が変容しつつあります。このような時代には、われわれ一人一人の世界観や幸福についての考え方が異なりうるということを常に念頭におき、自分を他者の境遇において考えるよう心がけることが、いつにもまして重要となるでしょう。27

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