筑波大学入学案内 2021
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自身のためのオーダーメイドな学修計画(カリキュラム)を立てることができます。これは本学の大きな特長です。ここに自分自身の学びの主体的な取組が求められているのです。 所属に関係なくある科目を履修できることは、その授業科目を様々な専門分野の学生が同時に履修していることにつながります。分野背景を異にする学生がそれぞれの目的に応じて学修しているのですから、お互いの意見を交わすことで自分にはない視野を得ることもできるでしょう。そういった経験を通じて自分が進む専門領域の位置づけを認識し、自身の専門性を客観的にとらえる機会が得られます。 こうして、本学の学修を通して自分の専門を深めてゆくと、様々な学問分野を背景とした自分の専門分野の位置づけを理解できるようになります。様々な背景を持つ人々と協働しつつ、自分の専門性を存分に発揮できる人材が育つことを期待しています。2 その科目の担当教員の許可が必要な場合があります。 ここで、「総合科目」、「外国語」、「情報」、「体育」、「国語」、「芸術」の共通科目について、それらの概要をお知らせしておきましょう。◆ 総合科目(全学必修):「学問への誘い」および「フレッシュマン・セミナー」に加え、社会で活躍するために必要となる広い視野、学際的な視点などを養うための一連の科目群(学士基盤科目)から構成されます。「フレッシュマン・セミナー」は、大学での学修と生活スタイルの基礎を固め、順調な大学生活をスタートアップさせるための科目です。◆ 体育(全学必修):充実した体育施設において、ジョグ&ウォーク、サッカー、テニス、バレーボール、バスケットボール、柔道、ゴルフ、水泳、ダンス、インラインスケート、フィットネストレーニング、ボディ・ワーク、野外運動、トリム運動など多彩な科目から選択して受講します。トップアスリートの指導による魅力あふれる授業が多数開設されており、基礎から発展へと4年間を通じて履修することも可能です。◆ 外国語(全学必修):「第1外国語」、「第2外国語」として英語と初修外国語を学びます(「第2外国語」は一部の学群・学類が必修)。英語は「読む」「書く」「聞く」「話す」という4技能に対応した科目で構成され、学士課程後半での専門的な英語運用能力へとつなげていきます。◆ 情報(全学必修):講義と演習を通じて、情報とコンピュータに関する基本概念および社会における位置づけを理解し、インターネット社会におけるルールとモラルを身につけます。またデータの収集・管理・分析に関する基本概念を理解し、データに基づいて客観的に判断する能力を養います。◆ 国語(一部の学群・学類で必修):レポート(論文)作成の基礎、応用・発展、総合的な表現能力の向上を目的として、日本語運用能力を系統的に修得するカリキュラムが用意されています。◆ 芸術:国際的に「芸術」は大学におけるリベラルアーツ(教養)教育の重要な一分野を占めています。これからの調和的で持続可能な社会を発展させるために獲得すべき、バランス感覚や自己表現能力の育成をめざしています。「アートツアー」「日本画実習」「絵本制作」「デザインプロデュース演習」など多彩な科目が開講されています。◆ 自由科目(特設):本学の研究や教育の成果をもとに、全学の学生を対象として開設される科目です。ドイツ語、中国語、ロシア語を現地の大学で学ぶ「海外語学研修」や「障害学生支援技術」「ジェンダーとグローバル共生」など特徴的な科目が開設されています。共通科目について5

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