筑波大学入学案内 2021
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特長細分化して進化した現在の情報技術を統合的に再構築するカリキュラム体系とクリエイティブメディアラボ、音響・心理ラボなど、充実した実習環境の提供を通じて、革新的な理論や技術を創成する知識・能力を養成します。また、多様なバックグラウンドを持つ教員を結集し、個別学問分野から派生する研究・教育における新しい学術領域を創成できる人材を養成します。資格など必要単位を履修することで、教員や学芸員の資格を得ることができます。教員免許の場合、通常授業以外の「教職科目」等を履修することで、「中学校一種免許状(数学)」、「高等学校一種免許状(数学、情報)」の取得が可能です。卒業後の進路現代のネットワーク情報社会においては、どのような分野・産業でも、情報システムやメディアは不可欠です。情報メディア創成学類はこれからのネットワーク社会の様々な分野に大きく貢献する技術者、研究者を育てることを目指しており、その卒業生の活躍の場は無限に広がっています。まずは大学院に進学し、高度な専門性を身につけて産業や研究の場で活躍していただくことが薦められますが、様々な業種・職種に直接就職することも可能です。就職先としては、ソフトウェア・Webシステム・情報サービス・出版・放送・エンタテイメントなどの各種メディアやコンテンツを扱うサービス産業はもちろんのこと、電機・自動車などの製造業や、流通・金融・運輸・建設などの社会的インフラを構築する産業など、幅広い分野での活躍が期待されています。実際の卒業生もそれらを始めとする広範な業種に進んでいます。なおアニメやゲームなど、クリエータの道に進むことも可能ですが、それらの養成が学類の教育目的でないことにはご留意ください。 さらに深く勉強や研究を行うためには大学院の博士前期課程・後期課程に進学することになります。進学先は、筑波大の研究群のほか、他大学大学院や留学なども可能です。大学院に進学した後には、企業・公共機関の研究所や、大学などの教育研究機関、一般企業や公務員、専門職で活躍する道が用意されています。 情報メディア創成学類の具体的な就職先の例や進学状況についてはP.141~143をご覧ください。※情報科学類との併願が可能です。研究事例:一枚の画像の中の映り込み部分(光沢のあるテーブルや床)に、別の画像の映り込みをリアルに合成。求める人材理数系の素養と文化や芸術に対する豊かな感性を兼ね備え、ネットワーク情報社会における各種の技術や学問分野に対する強い興味と学習意欲を持ち、創造的に社会貢献することを目指す人材。入学までに学んでおいてほしいこと針方抜選者学入個別学力検査等(前期日程)推薦入試高等学校在学中の学習状況や基礎学力、課外活動への取組みとともに、情報メディアの科学と技術に対する学習意欲や目的意識、自己表現能力、自己分析能力、コミュニケーション能力を総合的に評価します。AC入試コンテンツやネットワークメディアを支える情報メディアの科学と技術において、研究課題を自ら設定する創造性と意欲、課題を緻密に分析し創造的に解決する問題解決能力、その過程および結論を論理的に説明できる能力を総合的に評価します。国際科学オリンピック特別入試日本情報オリンピック本選でAランクとなった者、または情報処理推進機構が主催する未踏IT人材発掘・育成事業に採択されたテーマのクリエータを対象として、明確な目標を持って学ぶ意欲や計画的に学ぶ能力を評価します。国際バカロレア特別入試情報メディアの科学と技術に対する学習意欲や論理的思考能力、理解力、及び本学類での学修に必要な数学などの基礎学力や日本語でのコミュニケーション能力を総合的に評価します。私費外国人留学生入試情報メディアの科学と技術に対する学習意欲や論理的思考能力、理解力、及び本学類での学修に必要な数学などの基礎学力や日本語でのコミュニケーション能力を総合的に評価します。編入学試験※情報メディアの科学と技術に対する高い学習意欲と、専門科目に関する知識を学ぶのに必要な大学2年次修了程度の英語(TOEFL/TOEICスコアによる)、数学および情報基礎の学力を有する人材を選抜します。入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)在学中に学んだ科目、特に数学や英語についてはよく復習して内容を身につけておくこと。また、情報ネットワークを基盤とする社会全体に対して広く関心を持ち、知識や見識を意欲的に広げていくことを普段から心がける姿勢。幅広い基礎学力に加えて、数学並びに外国語の学力を総合的に評価します。89

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