筑波大学入学案内 2022
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人文学類パンフレットの請求方法●http://www.jinbun.tsukuba.ac.jp/ からダウンロードできます。 ●返信用の封筒(角形2号)を下記の請求先へ送付してください。返信用封筒には250円分の切手を貼り、請求者の住所、氏名を明記してください。なお、大学宛の封筒の表に「人文学類案内請求」と必ず朱書してください。請求先〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学人文・文化学群 人文学類長室 (学生募集要項の請求先とは異なります。)●テレメールによる請求もできます(p.171 資料請求番号は541380)哲学哲学・倫理学コース、宗教学コース史学日本史学コース、ユーラシア史学コース、歴史地理学コース考古学・民俗学先史学・考古学コース、民俗学・文化人類学コース言語学一般言語学コース、応用言語学コース、日本語学コース、英語学コースコースに定員はないので、要件を満たせば全員が希望するコースに進むことができます。(なお、文学関係の専攻コースは比較文化学類に設置されています。)主専攻とコース教員からのメッセージ那須 昭夫 准教授(言語学主専攻日本語学コース)卒業論文特長4年後に身に付く力❶ 専門的能力:人文系の学問の専門的知識や考え方を基盤として、文字資料や非文字資料を読み解き、主体的かつ創造的に理解する力。❷ コミュニケーション能力:日本語、外国語、コンピュータなどを駆使して自分の考えを明快に伝え、他者の考えを柔軟に理解する力。❸ 想像力:「人間とは何か」という問いに根ざし、広い視野から現代世界の諸課題に積極的にかかわり、人類の未来へとまなざしを向ける力。 人間の知性を代替し得る新たな技術の実用化が現実味を帯び始めるに至り、人類はこれまでにない変革の局面を迎えたと言われます。そうした時代を生きる私たちにとって、「人間とは何か」を問う人文学の役割を意識することは、かつてないほど重い意義を帯びています。技術革新というできごとを通じて考えてみましょう。 人類は歴史上、数々の技術革新を経験してきました。稲作技術の普及から自動運転技術の実用化に至るまで、新しい技術は人類の暮らしや世の中の構造を大きく変えてきました。その一方で、人類に恩恵を与えるはずの技術が、実は損益両面のインパクトを与えてきたという事例も少なくありません。時には途轍もない失敗もありました。 人類の生み出した諸々の技術は、言うまでもなく人類の知性の所産です。同時に、その技術をどのように捉えるべきか(扱うべきか)という判断のしかたもまた、人類の知性の現われです。人文学が深く関わるのはこの部分でしょう。 人類は、その時々にどのような価値観や倫理観に基づいて、どのような選択を繰り返してきたのか。その選択がもたらした結果はどのようなもので、それは現代にどのようにつながっているのか。そもそも、人類の存在や活動を支えてきた(支えている)知性とはどのようなものなのか。こうした問いに挑む人文学の営みは、人類の知性の軌跡を探究する営みであるとともに、明日の人類が下すであろう決断や選択の根拠を見いだす営みでもあるのです。哲学主専攻:モンテーニュにおける徳について / カントの最高善の位置付け / 日本と西洋の死生観の比較を通した臓器移植の考察 / 絵画からみる聖母マリア観の変遷 / ギリシア神話と日本神話の比較研究史学主専攻:戦前期のラジオ放送 -「慰安放送」を中心として- / 満洲人の「漢化」の実像-漢籍翻訳と翻訳科挙に注目して- / 古バビロニア時代の書記教育-シュメル語文学テキストの記録と記憶- / アメリカにおける東欧系ユダヤ人のコミュニティ形成と生活 / 山中漆器工場団地造成に伴う地域構造の変化考古学・民俗学主専攻:縄文時代における人とイノシシの関わりについて / 古代ローマにおける円形闘技場の社会的機能 / ハンセン病はいかに展示されるか / 「台湾独立」の片隅に / 死霊の「雰囲気」言語学主専攻:事象関連電位を援用した日本手話理解の考察 / LINEアプリを用いたコミュニケーションの構造と特徴の分析 / Construction of a Writing Support System for Japanese EFL Braille Users(点字を使用する日本人英語学習者へのWriting支援システムの構築) / On the Tense Interpretation in English and Japanese Conditionals / フランス語における若者ことば「verlan」の言語学・社会学的研究 / コーパスデータを用いたドイツ語における分離動詞の分析-結果を表す前つづりaufと基礎動詞の関係- / 現代ロシア語における副詞の数量的研究哲学主専攻:モンテーニュにおける徳について / カントの最高善の位置付け / 日本と西洋の死生観の比較を通した臓器移植の考察 / 龍樹「中論」第二十五章の研究 / ギリシア神話と日本神話の比較研究史学主専攻:戦前期のラジオ放送 -「慰安放送」を中心として- / 近代シンガポールにおける学校登録法令と排日運動 / 古バビロニア時代の書記教育-シュメル語文学テキストの記録と記憶- / アメリカにおける東欧系ユダヤ人のコミュニティ形成と生活 / 山中漆器工場団地造成に伴う地域構造の変化考古学・民俗学主専攻:縄文時代における人とイノシシの関わりについて / 古代ローマにおける円形闘技場の社会的機能 / 雪との付き合い方の変化と次世代への継承 / ペットの生に向き合う神社言語学主専攻:事象関連電位を援用した日本手話理解の考察 / LINEアプリを用いたコミュニケーションの構造と特徴の分析 / Construction of a Writing Support System for Japanese EFL Braille Users(点字を使用する日本人英語学習者へのWriting支援システムの構築) / On the Tense Interpretation in English and Japanese Conditionals / フランス語における若者ことば「verlan」の言語学・社会学的研究 / コーパスデータを用いたドイツ語における分離動詞の分析-結果を表す前つづりaufと基礎動詞の関係- / 現代ロシア語における副詞の数量的研究15School of Physical Education, Health and Sport SciencesSchool of Medicine and Health Sciences人文学類パンフレットの請求方法●http://www.jinbun.tsukuba.ac.jp/ からダウンロードできます。 ●返信用の封筒(角形2号)を下記の請求先へ送付してください。返信用封筒には250円分の切手を貼り、請求者の住所、氏名を明記してください。なお、大学宛の封筒の表に「人文学類案内請求」と必ず朱書してください。請求先〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1 筑波大学人文・文化学群 人文学類長室 (学生募集要項の請求先とは異なります。)●テレメールによる請求もできます(p.171 資料請求番号は541381)哲学哲学・倫理学コース、宗教学コース史学日本史学コース、ユーラシア史学コース、歴史地理学コース考古学・民俗学先史学・考古学コース、民俗学・文化人類学コース言語学一般言語学コース、応用言語学コース、日本語学コース、英語学コースコースに定員はないので、要件を満たせば全員が希望するコースに進むことができます。(なお、文学関係の専攻コースは比較文化学類に設置されています。)主専攻とコース教員からのメッセージ那須 昭夫 准教授(言語学主専攻日本語学コース)卒業論文特長4年後に身に付く力❶ 専門的能力:人文系の学問の専門的知識や考え方を基盤として、文字資料や非文字資料を読み解き、主体的かつ創造的に理解する力。❷ コミュニケーション能力:日本語、外国語、コンピュータなどを駆使して自分の考えを明快に伝え、他者の考えを柔軟に理解する力。❸ 想像力:「人間とは何か」という問いに根ざし、広い視野から現代世界の諸課題に積極的にかかわり、人類の未来へとまなざしを向ける力。 人間の知性を代替し得る新たな技術の実用化が現実味を帯び始めるに至り、人類はこれまでにない変革の局面を迎えたと言われます。そうした時代を生きる私たちにとって、「人間とは何か」を問う人文学の役割を意識することは、かつてないほど重い意義を帯びています。技術革新というできごとを通じて考えてみましょう。 人類は歴史上、数々の技術革新を経験してきました。稲作技術の普及から自動運転技術の実用化に至るまで、新しい技術は人類の暮らしや世の中の構造を大きく変えてきました。その一方で、人類に恩恵を与えるはずの技術が、実は損益両面のインパクトを与えてきたという事例も少なくありません。時には途轍もない失敗もありました。 人類の生み出した諸々の技術は、言うまでもなく人類の知性の所産です。同時に、その技術をどのように捉えるべきか(扱うべきか)という判断のしかたもまた、人類の知性の現われです。人文学が深く関わるのはこの部分でしょう。 人類は、その時々にどのような価値観や倫理観に基づいて、どのような選択を繰り返してきたのか。その選択がもたらした結果はどのようなもので、それは現代にどのようにつながっているのか。そもそも、人類の存在や活動を支えてきた(支えている)知性とはどのようなものなのか。こうした問いに挑む人文学の営みは、人類の知性の軌跡を探究する営みであるとともに、明日の人類が下すであろう決断や選択の根拠を見いだす営みでもあるのです。哲学主専攻:モンテーニュにおける徳について / カントの最高善の位置付け / 日本と西洋の死生観の比較を通した臓器移植の考察 / 絵画からみる聖母マリア観の変遷 / ギリシア神話と日本神話の比較研究史学主専攻:戦前期のラジオ放送 -「慰安放送」を中心として- / 満洲人の「漢化」の実像-漢籍翻訳と翻訳科挙に注目して- / 古バビロニア時代の書記教育-シュメル語文学テキストの記録と記憶- / アメリカにおける東欧系ユダヤ人のコミュニティ形成と生活 / 山中漆器工場団地造成に伴う地域構造の変化考古学・民俗学主専攻:縄文時代における人とイノシシの関わりについて / 古代ローマにおける円形闘技場の社会的機能 / ハンセン病はいかに展示されるか / 「台湾独立」の片隅に / 死霊の「雰囲気」言語学主専攻:事象関連電位を援用した日本手話理解の考察 / LINEアプリを用いたコミュニケーションの構造と特徴の分析 / Construction of a Writing Support System for Japanese EFL Braille Users(点字を使用する日本人英語学習者へのWriting支援システムの構築) / On the Tense Interpretation in English and Japanese Conditionals / フランス語における若者ことば「verlan」の言語学・社会学的研究 / コーパスデータを用いたドイツ語における分離動詞の分析-結果を表す前つづりaufと基礎動詞の関係- / 現代ロシア語における副詞の数量的研究

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