筑波大学入学案内 2022
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 授業を担当する先生は、それぞれの外国語を専門にしている日本人教員と外国人教員です。外国人教員は、主に会話とコミュニケーションの授業を担当します。 外国語各4単位を履修した上で、さらにその外国語の力を伸ばしたいという希望をもつ学生には、中級および上級の授業も用意されています。また、授業以外にも外国語を学ぶ機会をもちたいと望む学生には、メディアライブラリーがあります。そこには、たくさんの語学CD・DVD教材が備えられていて、自由に利用することができるので、学生は自分のペースで学習し、どんどんと力を付けることができます。 人文学類で専門的に学ぶことのできる言語としては、日本語、中国語、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、満洲語、チベット語、サンスクリット語、ヘブル語、アッカド語などがあります。この中には国内の他大学ではなかなか学ぶチャンスのない言語も含まれます。Q 留学制度はありますか?A Q&AQ 希望通りの主専攻分野に入れますか?A  入れます。3年次に進むときに正式な主専攻分野と専攻コースの決定を行いますが、人数制限などはありませんので、当該専攻コースで定められている専門基礎科目(11単位)の履修が済んでいれば、希望通りの主専攻および専攻コースに入ることができます。Q 主専攻分野の途中変更は可能ですか?A  可能です。やはり、専門基礎科目の履修が条件になりますが、希望する場合は十分に可能です。例えば、史学主専攻を希望していた学生が、ロシア語の授業を受けているうちに、ロシア語を本格的に勉強したくなり、言語学主専攻に変更した、などの例がありました。Q 語学教育の内容について教えてください。A先輩からのメッセージMartinez Andrés(マルティネス・アンドレス)言語学主専攻 卒業生 一般語学の授業は、Center for Education of Global Communication(CEGLOC)を中心に行われています。CEGLOCでは、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語、スペイン語、朝鮮語の7つの外国語を学ぶことができます。 人文学類の学生は、上記7つの外国語から2つを選択し、それぞれ4単位を履修しなければなりません。授業は、講読、会話、文法、コミュニケーションなどに振り分けられていて、それぞれの外国語で実際に役立つ総合的な語学力が身につくことが期待されます。 筑波大学は69か国・地域の大学・機関と391の交流協定を結んでいます(2020年3月19日現在)。このうち人文学類生が交換留学できる協定校については、ウェブサイト(http://www.jinbun.tsukuba.ac.jp/contents/international/index.html)をご覧ください。 目で見ることも出来ない、手で触ることも出来ない「概念」について研究するところ、それが筑波大学の人文学類です。私達は周りの世界と自分というものを数多くの思考の枠組みに当てはめて理解しています。人文科学は、そういった思考の枠組みを探検することによって、自分達の正体を解き明かそうとします。  私は、その中で「言語」という枠組みに深い興味を見出し、言語学主専攻に進みました。専攻では素敵な人達に出会いました。それまで名前すら聞いたことのない、世界の様々な言語に興味を持って、大好きな言語について語る時には目をキラキラさせる人達です。先生は、授業やゼミにおいて担当科目の内容を情熱的に教え、学生も自らが関心を寄せる分野・言語を同じような情熱で楽しめるように指導しています。  このように、人文学類の先生や先輩、同級生から良い刺激と懇切な指導を受けながら、すべての人々の頭の中でこっそりと働いて、概念の伝達を何気なく可能にする言語を研究しています。言葉から生まれる思考の体系性に美しさを感じながら、自分の正体を探って人文科学の世界に浸るのは、私にとって大きな喜びです。  授業を担当する先生は、それぞれの外国語を専門にしている日本人教員と外国人教員です。外国人教員は、主に会話とコミュニケーションの授業を担当します。 外国語各4単位を履修した上で、さらにその外国語の力を伸ばしたいという希望をもつ学生には、中級および上級の授業も用意されています。また、授業以外にも外国語を学ぶ機会をもちたいと望む学生には、メディアライブラリーがあります。そこには、たくさんの語学CD・DVD教材が備えられていて、自由に利用することができるので、学生は自分のペースで学習し、どんどんと力を付けることができます。 人文学類で専門的に学ぶことのできる言語としては、日本語、中国語、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、満洲語、チベット語、サンスクリット語、ヘブル語、アッカド語などがあります。この中には国内の他大学ではなかなか学ぶチャンスのない言語も含まれます。Q 留学制度はありますか?A Q&AQ 希望通りの主専攻分野に入れますか?A  入れます。3年次に進むときに正式な主専攻分野と専攻コースの決定を行いますが、人数制限などはありませんので、当該専攻コースで定められている専門基礎科目(11単位)の履修が済んでいれば、希望通りの主専攻および専攻コースに入ることができます。Q 主専攻分野の途中変更は可能ですか?A  可能です。やはり、専門基礎科目の履修が条件になりますが、希望する場合は十分に可能です。例えば、史学主専攻を希望していた学生が、ロシア語の授業を受けているうちに、ロシア語を本格的に勉強したくなり、言語学主専攻に変更した、などの例がありました。Q 語学教育の内容について教えてください。A先輩からのメッセージMartinez Andrés(マルティネス・アンドレス)言語学主専攻 卒業生 一般語学の授業は、Center for Education of Global Communication(CEGLOC)を中心に行われています。CEGLOCでは、英語、ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語、スペイン語、朝鮮語の7つの外国語を学ぶことができます。 人文学類の学生は、上記7つの外国語から2つを選択し、それぞれ4単位を履修しなければなりません。授業は、講読、会話、文法、コミュニケーションなどに振り分けられていて、それぞれの外国語で実際に役立つ総合的な語学力が身につくことが期待されます。 筑波大学は69か国・地域の大学・機関と391の交流協定を結んでいます(2020年3月19日現在)。このうち人文学類生が交換留学できる協定校については、ウェブサイト(http://www.jinbun.tsukuba.ac.jp/contents/international/index.html)をご覧ください。 目で見ることも出来ない、手で触ることも出来ない「概念」について研究するところ、それが筑波大学の人文学類です。私達は周りの世界と自分というものを数多くの思考の枠組みに当てはめて理解しています。人文科学は、そういった思考の枠組みを探検することによって、自分達の正体を解き明かそうとします。  私は、その中で「言語」という枠組みに深い興味を見出し、言語学主専攻に進みました。専攻では素敵な人達に出会いました。それまで名前すら聞いたことのない、世界の様々な言語に興味を持って、大好きな言語について語る時には目をキラキラさせる人達です。先生は、授業やゼミにおいて担当科目の内容を情熱的に教え、学生も自らが関心を寄せる分野・言語を同じような情熱で楽しめるように指導しています。  このように、人文学類の先生や先輩、同級生から良い刺激と懇切な指導を受けながら、すべての人々の頭の中でこっそりと働いて、概念の伝達を何気なく可能にする言語を研究しています。言葉から生まれる思考の体系性に美しさを感じながら、自分の正体を探って人文科学の世界に浸るのは、私にとって大きな喜びです。 16まれています。 筑波大学は69か国・地域の大学・機関と391の交流協定を結んでいます(2021年3月4日現在)。このうち人文学類生が交換留学できる協定校については、ウェブサイト(https://www.jinbun.tsukuba.ac.jp/study/international)をご覧ください。

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