筑波大学入学案内 2022
52/174

つくば機能植物イノベーション研究センターでの実習学生実験学 年コース・研究室決定のスケジュール履修スケジュール1年次クラスに所属します。クラス担任などから履修・進路選択についてのアドバイスを受けます。「生物資源科学演習」「生物資源にみる食品科学・技術の最前線」「生物資源の開発・生産と持続利用」「生物資源と環境」「生物資源としての遺伝子とゲノム」などの選択必修科目を通じて、生物資源科学とは何か?、何が問題になっているのか?、について学びます。生物資源学に関わる多様な専門基礎科目の修得によって幅広い能力をもつ専門家としての基礎を築きます。2年次2年次末にコースの選択を行います。(農林生物学・応用生命化学・環境工学・社会経済学の4コース)各コースが開設している専門科目Ⅰからの履修を行うことで、専門のための手法を身につけていきます。希望コースの科目を中心に履修を組み立ててゆきますが、様々なコースの専門科目や横断領域科目を修めることで幅広い知識を身につけることができます。3年次所属コースごとのクラス編成となります。後半には指導教員の仮決定を行います。コース開設の専門科目Ⅱの履修を行います。これにより卒業研究など専門的学術研究を行う上での知識・技能を確立します。3つの横断領域科目の履修を行うことにより、コースの専門性にとらわれない学際的な知識を養うこともできます。4年次卒業研究指導教員によるマンツーマンの指導のもとで卒業研究を行い、問題解決を目指す道筋の立て方を学ぶとともに、研究手法や高度な専門知識・技術を修得します。また、専門科目Ⅱ・横断領域科目の履修を引き続き行います。生物資源学類は、人類の生存と安全で豊かな生活の基盤である生物資源に関する総合的学習を通じ、地域的かつ地球的視野で、食料の安定供給ならびに環境と調和した生物資源の持続的な開発・保全利用に貢献できる人材を育成します。[ 人材養成目的 ]生物資源学類 「生物資源学(農学)」とは何でしょうか?日本学術会議は、「食料や生活資材、環境を対象として、① 生物資源の探索・開発・利用・保全、② 農林水産分野の生産基盤システムの高度化、③ 農林水産分野の多面的機能の保全・利用、を目的とする基礎と応用からなる生命科学系の総合科学である」と定義しています。「総合科学」というからには、それを支えるための幅広い基礎を身につける必要があります。また解決すべき問題を見いだし、基礎と連携した専門的な手法を用いてそれらに対処する応用力も獲得しなければなりません。農学の特殊性には「ローカル性」もあります。気候や地域などによって生産性や収穫物が異なるため、農学はこのローカルな視点を大切にします。一方、世界的な環境問題や食料難など、地球規模の課題も数多くあり、ここで求められるのはグローバルな視点です。このように農学を志すのは実は大変なことで、「農学は他の学類生の2倍勉強しなければいけない」と言われたものです。しかし安心してください!大学生には誰にも邪魔されない自由な4年間があります。「責任と義務」を自覚しつつ、「自由」を謳歌し、農学・生物資源学の発展に貢献して下さい。50https://www.bres.tsukuba.ac.jp/

元のページ  ../index.html#52

このブックを見る