筑波大学入学案内 2022
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高校での学習内容との関係 知識情報・図書館学類では「知識」や「情報」という広い概念を扱うため、そこでの学習内容は高校での学習内容に限らず、これまで身につけてきたすべての学習内容と関係します。様々な事柄に幅広く興味を持つ姿勢や教養が大事です。したがって入試科目も多岐にわたりますが、高校での文系・理系に関係なく受験できるように配慮しています。「知識」や「情報」に興味を持つ人なら、コンピュータが苦手でも、数学Ⅲを履修していなくても大丈夫です。 また、高等専門学校、短期大学などで専門分野を修めた人には3年次編入制度があります。求める人材文理融合型カリキュラムの下で、知識・情報の蓄積・流通にかかわる社会や文化、人間の行動、情報技術を幅広く学ぶ意欲を持つ者。特に、問題を主体的に見いだし、率先して解決に取り組む自律的な姿勢を持つ者。入学までに学んでおいてほしいこと高等学校までの学習内容に広く関心を持ち、特に英語、国語、数学(数Ⅱ・数Bまで)の基礎学力を身につけていること。針方抜選者学入個別学力検査等(後期日程)総合的な基礎学力に加えて、論理的思考力、表現力、広い視点からの発想を評価します。推薦入試高等学校で学習する全教科がバランス良く優れていることに加え、論理的思考力、コミュニケーション能力、説得力、豊かな発想を評価します。AC入試社会における情報の伝達や知識の創造に関して幅広く興味を持ち、関連した課題を自ら発見し、分析・解決していく能力を評価します。課題の分析結果を論理的に説明することや、説得力のある提案ができることも評価します。国際バカロレア特別入試主体的に学ぶ意欲のある者を対象として、語学力を含む基礎学力や論理的思考力、コミュニケーション能力、説得力を評価します。私費外国人留学生入試知識と情報に関連した内容に深い関心と問題意識を持ち、理解力、思考力、表現力や日本語能力に加えて、大学での学修に必要な基礎学力を有する人材を選抜します。編入学試験知識と情報に関する領域で学んだ知識・技術を深めたり、異なる領域で学んだ知識・技術を基に新しい領域に挑戦したりする意欲と学力を有する人材を選抜します。入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)※個別学力検査等(前期日程)を実施せず、総合選抜入学者を2年次 から受け入れます。93School of Physical Education, Health and Sport SciencesSchool of Medicine and Health Sciences推薦入試小論文とビブリオバトル方式 基礎的な知識の習得に加えて、思考力・判断力・表現力などの能力を多面的に評価することを目指して、ビブリオバトル方式の面接を導入しました。 面接では、自分が選んだ本の魅力を伝えてもらい、それをもとにメンバ全員でディスカッションします。これは、日本で生まれたコミュニケーションゲームでビブリオバトルと呼ばれています。バトルと言っても論戦ではありません。面接員は、自分の意見をうまく伝えられるか、協調的な質問ができるか、質問の意図を汲んで的確に回答できるかなどを評価します。当日の手順1.面接のグループと順序は試験当日に示します。2.グループは5人前後から成り、グループ毎に試験室に入室します。3.全員でAとBを繰り返します。  A)5分間で自分が用意した本を紹介します。会場には発表時間を計測して表示する時計が用意されています。本の種類・形態は問いませんが、公序良俗に反する本でないことを条件とします。5分が過ぎた時点で発表を打ち切ります。紹介する本の実物は提示できますが、それ以外の資料は提示できません。  B)受験生同士でディスカッションを2~3分行います。「投票するときに一番読みたくなる本はどれか」を判断するためのディスカッションという趣旨をよく理解してください。4.全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」という投票を行い、『チャンプ本』を決めます。5.試験室から退室します。評価の観点・その本を読むべき理由を、論理的に説得力をもって説明しているか・ディスカッションにおける質問力、質問に対する回答の的確さ等のコミュニケーション能力があるか※チャンプ本に選ばれるかと試験の合否は関係ありません

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