筑波大学入学案内 2022
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臨床病理カンファレンス臨床実習(手術室)教育の特色 医学類の教育の特色として、自己学習能力・問題解決能力の涵養を重視し、E-learning環境など学習のサポート体制を整備している点、及び体験型プログラムが充実している点などがあげられます。また、教育の質を保証するために、医学教育企画評価室を設置し、カリキュラムのプランニング、各種教育プログラム実施支援、評価のすべての段階において、教育の司令塔としての役割を持たせています。具体的には、社会のニーズに対応するための新たなプログラムの企画(チーム医療に関する医学群3学類合同コースなど)、評価結果に基づく現行プログラムの改善、テューター養成、教員研修会、卒業生のフォローアップ調査などを実施しています。 医学図書館は夜も開かれている他、全てのセミナー室にはネット環境が整備されており、E-learningシステムを活用して学生が必要な時に、病理組織標本などにアクセスして自習できます。また臨床技能実習室には、身体診察や救急蘇生を練習するためのシミュレーターが多数整備されています。資格など学士(医学)医師国家試験受験資格卒業後の進路 令和3年3月末現在、第41回卒業生までの4,255名が医師国家試験を受験し、平均合格率は96.4%です。卒業後、卒業生の多くは臨床医として、医療の第一線で活躍していますが、基礎医学の道を選び、研究者として国際的に非常に高い評価を受けている人達もいますし、保健・福祉の行政者として国際機関や厚生労働省等の政府機関、都道府県の保健医療部局などで活動している人達もいます。臨床医となった卒業生の中にも、その優れた研究成果が評価されて海外の研究所や大学に招かれ、臨床医あるいは研究者として活躍している人も多く、また認定医や専門医の資格を得て、高度の専門知識と技術をもつ臨床家として医学の進歩をリードし、あるいは医学教育に携わっている卒業生も数多くいます。 卒業生の多くは、本学附属病院をはじめ全国の研修病院で研修を受け、臨床医としての道を歩みます。平成16年度から全国的に卒後臨床研究が必修化されましたが、本学附属病院では全国に先駆けて昭和63年から卒後臨床研修部(現、総合臨床教育センター、https://www.hosp.tsukuba.ac.jp/sotsugo/)に専任教員を配置しています。96

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