筑波大学入学案内 2023
103/188

入学者選抜方針ここでは、本学附属病院と指導体制や経験症例数などにおいて厳しい認定基準をクリアした茨城県内の院外研修施設での研修を組み合わせた先進的なプログラムのもとで研修医が質の高い研修を受けられるように整備しています。また、各学会の専門医制度も考慮したプログラムになっているため、レジデント修了後に試験を受けてそれぞれの領域の専門医になることができます。筑波大学附属病院では、平成18年度に次世代医療研究開発・教育統合センターが新設され、また、平成24年には新棟が完成し、各分野で世界の最先端の医療が実施できる診療・研究・教育の拠点としてさらなる発展を続けています。卒業後の進路筑波大学附属病院 14%一般研修病院 69%他大学附属病院 15%大学院 2%筑波大学附属病院一般研修病院他大学附属病院筑波大学大学院他大学大学院病院 41%診療所 16%大学教員・研究者 39%行政(厚労省など) 1%保健所・福祉関係 1%その他 2%医学類HP(http://igaku.md.tsukuba.ac.jp/)で、もっと詳しい医学類の情報(カリキュラム、進路、キャンパスライフ、入試など)を見ることができます。*【地域枠】、【地域枠推薦入試】については、国との協議によって、募集の有無及び定 員が確定次第本学ホームページにて公表します。自然科学、語学等の十分な基礎学力と豊かな創造性、探究心を有し、高い倫理観、協調性、コミュニケーション能力を持って、生涯にわたり人類の健康と福祉に貢献する強い意志を持つ人材。求める人材自然科学、外国語についての十分な知識と理解、さらに応用する能力が必要である。特に自然科学や医学に関する英文記事を理解し要約する能力や、グループの中で積極的に討論に参加したり、意見をまとめる能力を備えていることが望ましい。入学までに学んでおいてほしいこと広い基礎学力に加えて、数学、理科、英語の学力を評価するとともに、医学を志向する動機、修学の継続性、適性、感性、社会的適応力など総合的な人間性について評価します。【地域枠】*上記に加え、将来茨城県の医療を担う強い意志を有する人材を、総合的に評価します。個別学力検査等(前期日程)高等学校で学習する全教科がバランス良く優れている者の中から、医師となる資質が十分な人材を小論文、適正試験によって総合的に評価します。【地域枠推薦入試】*上記に加え、将来茨城県の医療を担う強い意志を有する人材を、小論文、適性試験により総合的に評価します。推薦入試広い基礎学力に加えて、自ら発見した自然科学の課題に対し、自主的かつ継続的に取り組み、その結果、到達した高い成果を評価します。また、医学を志向する動機、修学の継続性、研究者としての適性・資質、社会的適応力等総合的な人間性についても評価します。研究型人材入試国際バカロレア特別入試並びに海外教育プログラム特別入試広い基礎学力に加えて、数学、理科、英語の学力を評価するとともに、医学を志向する動機、修学の継続性、適性、感性、社会的適応力など総合的な人間性について評価します。広い基礎学力に加えて、数学、理科、英語の学力を評価するとともに、医学を志向する動機、修学の継続性、適性、感性、社会的適応力など総合的な人間性について評価します。編入学試験101入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)臨床研修専門研修先輩からのメッセージ青木 鐘子 6年生在学中 受験生の皆さん、こんにちは。皆さんはどんな医師になりたいですか。多くの方は病院で働く医師を想像しているでしょうか。筑波大学では、臨床の授業が始まる前から地域医療の現場に出る実習があります。4年生から始まるクリニカルクラークシップでは、診療チームの一員として患者様と関わります。研究医になりたい方にも筑波大学はおすすめです。1年生のときから興味のある研究室に入って、学会発表をしたり、論文を書いたりする機会が得られます。もちろん、勉強以外にも部活やサークル、趣味に精を出すこともできます。私の場合、研究室での活動が想像以上に楽しくて5年間没頭し、将来もその道に進むことに決めました。皆さんも、筑波大学で自分が夢中になれること、そして応援してくださる先生方、友人にきっと出会えるはずです。都会の喧騒から離れたつくばで、充実した大学生活を送ってみませんか。ご入学をお待ちしています。霜田 智成 6年生在学中 筑波大学医学類に興味を抱いて下さった皆さん、こんにちは。私からは筑波大学での「考える力」を育む教育制度についてご紹介させて頂きます。まず、筑波大学では座学の授業に加え、PBL(Problem based learning)という学習方法に力を入れています。模擬症例をグループで議論することにより具体的な問題解決方法を学習できます。また、研究室演習というプログラムがあり、1年生から研究に参加することも可能です。基礎研究、臨床研究に学生時代から触れることができ、授業で学んだ「事象」がいかに「証明」されているか、経験を通して学べるのは貴重な機会です。最後に、筑波大学の臨床実習は非常に充実していて低学年で学習した事がどのように治療に活用されているかを自らの目で確かめ、関わる事ができます。筑波大学のカリキュラムは「知識」を「知恵」に変換し、将来フロントラインに立った自分の「糧」になるものと確信しています。皆さんのご入学をお待ちしています。

元のページ  ../index.html#103

このブックを見る