筑波大学入学案内 2023
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協定校一覧(一部)中国:北京大学、湖南大学、台湾:国立政治大学、 韓国:韓国外国語大学校、啓明大学校、高麗大学校、梨花女子大学校、マレーシア:マレーシア工科大学、英国:エディンバラ大学、イタリア:カ・フォスカリ大学、スペイン:サラマンカ大学、スロヴェニア:リュブリャーナ大学、エストニア:タリン大学、ロシア:モスクワ市立大学、サンクト・ペテルブルク大学などJapan-Expert(学士)プログラム日本語教師養成コースの学位記授与式国内フィールド実習―愛知県豊田市足助町―留学生パーティでたこやき作り日系人青少年の言語実態調査●歴史あるワインの地域ブランド「勝沼」の現在の在り方28チューター体験記留学体験記 藤野真帆スロベニアでの教育実習を元谷真綾&ギトマー・ゴーヴィンディ通じて(スリランカ・日研生) 4年生の最後に、卒業 私は今、日本語前に大学生らしいこと教育インターンに取り組みたいと感じ、シッププログラムチューターに挑戦しましでスロベニアのた。リュブリャーナ大 新型コロナウイルス感学に留学していま染拡大により来日が延期す。今学期はTAとして、日本研究学科2年生のクラスと一般向け公開講座となり、仕事はオンライ2クラスに参加しました。授業内で取り組んだ主なことン授業サポートから始まは、発音・イントネーションの指導補助や、授業の一部りました。の時間を頂いての日本社会・文化・習慣と言葉の紹介で 週一度、ビデオ通話でお互いの国や大学の話、来日後にやっす。てみたいことなど、他愛もない会話をするうちに、役に立ち TAとして参加したクラスの学生とは、カフェや食事にたい気持ちが強くなっていったのを覚えています。2か月後行ったり、学生として授業を履修したりしました。ことに日研生の来日が叶い、口座開設や大学案内などの支援をしばには全く自信がないため、いつも周りの友人に助けらました。れながら生活しています。日日でもチューターとして活 対面のチューター業務が始まる前は、必要以上に気負って動をしていましたが、支援される側を経験したことで、いましたが、任期を終えた現在は「基本的に日研生の主体性その存在のありがたさを実感すると共にそれまでとは違に任せ、彼らが助けを必要とした時のみ支援する」のが良いう視点から考えられるようになりました。 このように日本語教師としての経験を積みながら同時のかなと感じています。大変な時に来日して頑張っている日に学習者として生活できることが、この留学プログラム研生の存在は、私にとっても励みになりました。また、日研の魅力だと思います。残りの留学期間、日本語教壇実習生の質問や相談には自分の知識で解決できないものもあり、だけではなく、スロベニアの言語文化にもたくさん触れその都度調べて答えたので、私自身とても勉強になりました。て、発見の多い時間にしていきたいです。留学経験も無く、外国人の友人もいなかった私にとっては、とても得るものが多かったです。チューター経験を通して得られる発見や学びは、どのような進路の方にとっても糧になると思います。海外留学など 日本語や日本文化を客観的にながめる目を育て、世界に発信する力を育成するために、日本語・日本文化学類では海外留学を積極的に勧めています。学類と交流協定を結んでいる大学への留学の場合、単位互換、授業料免除、奨学金受給などのメリットがあります。現在、筑波大学は、69ヵ国・地域の大学や研究機関とCiC10協定、大学間交流173協定、部局間交流198協定、合計381協定を結んでいます。(2022.05.18現在)卒業論文卒業論文 卒業論文は、日本語・日本文化学類で学んだことを基礎 卒業論文は、日本語・日本文化学類で学んだことを基礎に、学生自身がテーマを決めて研究を行うもので、いわばに、学生自身がテーマを決めて研究を行うもので、いわば大大学での学業の集大成というべきものです。図書館でたく学での学業の集大成というべきものです。図書館でたくさんさんの文献にあたったり、学外に出てデータを収集したり、の文献にあたったり、学外に出てデータを収集したり、集め集めたデータを分析したりと苦労も多いですが、それ以上たデータを分析したりと苦労も多いですが、それ以上に多に多くのものが得られます。2年次の「総合演習導入」やくのものが得られます。研究を発展させるため大学院に進学3年次の「総合演習」で、問題発見、先行研究の整理、研する人もいます。究方法への理解を深める指導を、複数教員で行います。最近の卒業論文から最近の卒業論文から●「~がち」の用法の拡大に関する研究●SNSに見られる文頭の無助詞名詞句について●「させていただく」表現についてポライトネスからの考察 ―LINEとTwitterを対象にして―●比喩でつながる「NP1+NP2」●川端康成『雪国』の原文と英訳文の比較 ―「自然観」に注目して――「NP1+の+NP2」との比較を通して―●企業の採用キャッチコピーの言語表現的特徴●方言形と標準語形のスタイルシフト●北茨城市における方言語彙使用の実態―愛媛県方言話者を例に― ―話者の世代による語彙の理解と使用について―●日本語における第二言語熟達度測定テストに関する研究●現代日本語テイルの完了用法と時間副詞の共起について●聖地巡礼による地域活性化の可能性 ―英語の現在完了形との対照を目指して――茨城県結城市御手杵の槍の事例から―●埼玉県川口市における小学校の日本語指導と初期指導教室●『和漢朗詠集』にみられる平安朝の漢詩の受容 ―教員へのインタビュー調査に基づいて―●メタ表示と語構成―現代日本語の「感」を中心に―●戦間期日本におけるドイツ映画受容の変遷 ―東和商事配給作品を対象として―●平和博物館の利用促進に関する考察●日本人・非日本人の境界線―若者の平和意識をもとにして― ―日本育ちの「ハーフ」を対象に―●日本語指導が必要な児童生徒に対する支援のあり方●日本における桜に対する美意識の萌芽●留学生の依頼メールに対して日本人学生が抱く印象 ─万葉集と古今和歌集の桜歌を対照して─● ボリビア・オキナワ移住地に在住する

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