筑波大学案内 2024
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53渡辺 奈桜(障害科学類4年) 障害科学類は、様々な障害について、福祉・教育・医療等の面からアプローチすることができます。私は現在社会福祉士取得を目指しており、福祉についての幅広いことを学べたり、グループワークを通した実践的な学習ができたりする授業をとっています。福祉以外にも障害科学類で開講されている特別支援教育や原理論のような授業をとり、障害について考えています。 また筑波大学は総合大学であり、所属する学類以外の授業を受講することができます。他学類の授業をとることで教養を身に付けられたり、障害についても違った観点から学べたりします。 私個人としては放課後等デイサービスでのバイト、アカペラサークルへの所属など、充実した日々を送っています。また、T-ACTとして障害理解のためのボードゲーム作成に参加したり、人間フィールドワークという模擬研究室での体験で論文購読や福祉施設見学をしたりしました。たくさんの有意義な体験をすることができたと思っています。 障害科学類は自分自身と向き合い、興味関心のあること、やりたいことに対して夢中で取り組むことができる学類です。互いに高め合える仲間、熱心に指導をしてくださる先生方とともに、夢に向かっての第一歩を踏み出してみませんか?英語で積極的にディスカッションする授業「CurrentTopicsindisabilitySciences」LamYanTung(4年) Current Topics in disability Sciencesの授業では、インクルーシブ教育の概念や意義について触れ、日本における障害教育福祉を踏まえ、海外の状況と比較しながら学びます。この授業は主に英語で行い、先生をはじめとして多くの留学生がいるため、この授業ならではの文化的背景の異なる環境で、互いの意見を自由に交わす貴重な時間だと考えます。このような異文化ディスカッションを通して、多様な価値観に触れて自身の先入観を問い直し、視野を広げる機会だと思います。今年度は新型コロナウイルスの影響により、対面授業に代わるリアルタイムのZoomディスカッション及びオンデマンド型の授業を併せたハイブリッドの形で授業を実施しました。 最初は「英語でどう言えばいいのかがわからない」、「人前で英語で発表するのは無理」など、英語に不安を感じる人が多いと思いますが、英語は話せば話すほど上達するため、次第に英語で自分の考えが伝えられるようになると思います。授業中には間違いに怯えず、自信を持って積極的に英語でディスカッションを進めてみてください!応援しています!

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