筑波大学案内 2026
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入学者選抜方針独自性に富んだ学び2024年度入学新鮮で刺激的な環境2024年度入学吉田 龍生大野 万凜115「Arts and Science」について在学生からのメッセージ UTMyで得られる学位は、Bachelor of Arts and Scienceです。“Arts”という言葉が入っているので、もしかすると、美術や音楽などの芸術を学ぶのか、と思う人も多いかもしれません。 辞書を引いてみると、Artには「実際に何かを作ったり、行ったりする」という実行・実装という意味があります。UTMyでは、地球規模課題に対して、頭で考えるだけでなく、アイデアを実行し、社会実装するチャレンジャーを育てる、という思いが、このArtという語に込められています。 この学位は、日本の筑波大学の学位(学士(学術))として授与されます。実は、日本の大学の学位が、海外で与えられるのは初めてのことで、UTMy自身が、日本の大学の学びを海外で実行するチャレンジャーなのです!1.マレーシア及び東南アジア域等において強い関心と意欲を持っている。2.地球規模課題解決のために自然科学及び意欲を持っている。求める人材3.客観的なデータや資料に基づき情報の適いる。4.日本語や日本文化に関心を持つとともに、できる。入学までに学んでおいてほしいことデータサイエンスの基礎となる統計学や微分・積分の基礎を習得していることが望ましい。高等学校等において優秀な成績を修め、地球規模課題解決への高い関心と学修意欲等があ推薦入試ること、かつ日本語で学ぶ素養があることを総合的に評価します。全般的な基礎学力と、データサイエンスを学適性入試ぶ上で必要となる高度な理解力、思考力、地球規模課題への関心と表現力等を総合的に評価します。顕在化する地球規模課題とその解決に、人文社会科学を学ぶことに関し、関心と否を判断し、自身の考え方を合理的にまとめることに関し、関心と意欲を持って異なる価値観や考え方を尊重することが 当学群は、課題解決型の授業を通して、知識をただ蓄えるのではなく、実際に活用する方法を学ぶ新しいスタイルの大学教育が展開されています。科学的知識や技術、データといったサイエンスの視座からデザインの手法を組み合わせることで、現代社会が抱える複雑な課題に日々挑戦しています。我々学生は、自分たちが解決したいと考えるトピックを自由に選び、サイエンス的な手法を活用しながら実際の解決策を導き出していきます。 当学群が拠点を置くマレーシアは、急速に発展を遂げている国です。今最も注目されている国の一つに身を置くことで、国際的な視野が求められる私たちの世代にとって、国際感覚や実践力を高める絶好の環境となっています。 学外活動では、私は提携先であるUniversity of Malayaのサッカー部に所属しています。異なる文化的背景や価値観を持つ仲間たちと切磋琢磨する中で、スポーツを通じた交流や多様な視点を得る機会に恵まれ、人間的な成長を実感しています。目下の目標は、部活動を通してマレー語を習得することです。 このような独自性に富んだ学びの中で、未来を切り開く力を身につけられることに大きな魅力を感じています。 学際サイエンス・デザイン専門学群では、理系・文系の枠を超えて幅広い分野を横断的に学ぶことができる点が大きな魅力です。特に、この学群の特徴の一つである PBL(課題解決型学修)の授業では、実際の社会に潜む課題を発見し、それに対してどのように取り組むべきかをクラスメイトと議論しながら、チームワークや実践的なスキルを養うことができます。  また、筑波大学マレーシア校には、様々なバックグラウンドを持つ多国籍な学生が在籍しています。学内で 4 か国語(英語、マレー語、中国語、日本語)が飛び交う環境は、新鮮で刺激的です。こうした多文化社会に身を置くことが多様な価値観に触れる貴重な機会になっており、視野が広がるだけでなく、異文化理解を深めるきっかけにもなっています。 私は、マレーシアに来るまで海外留学の経験はありませんでした。そのため、当初は英語での授業に不安を感じることもありましたが、現在では新たな環境に適応しながら学ぶことが自分自身の成長につながっていると感じています。 PBL による学びと語学力の向上が、将来のキャリアにおいても大きな強みになると確信しています。 入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

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